【Anker Soundcore Liberty 4 NC レビュー】全てが普通なワイヤレスイヤホン

今まで動画編集時以外の仕事を行うときにSONY WF-1000XM4というワイヤレスイヤホンを使用していた。

WF-1000XM4のバッテリーが40分程度で切れるようになってしまったため、仕事中用に使用するワイヤレスイヤホンを新調した。

それが今回購入したAnker Soundcore Liberty 4 NCだ。

仕事中に使用するため音質にこだわりはなかったが少しノイズキャンセル機能が欲しく、尚且つコスパに優れたモデルを選んだつもりだ。

通常価格は12,999円だったが、プライム感謝祭にて10,990円まで値下げされていたので購入に至った。

競合が多い価格帯

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今回購入検討する時に感じたが10,000円〜15,000円の価格帯は競合のワイヤレスイヤホンが非常に多い。

ノイズキャンセリングが付いたイヤホンを比較すると
Anker Soundcore Liberty 4 NCは12,990円。
同じくAnker Liberty 4が14,990円。
EarFun Air Pro 4は更にコスパが良く8,190円。
少し上の価格帯になるがSennheiser CX Plus True Wirelessが14,500円(セール価格)

Sennheiser CX Plus True Wirelessだけが頭1つ高額だが、セール価格でほぼ同じ価格帯まで割り引かれている。

実際にプライム感謝祭で購入検討したリストだ。
この中でAnker Soundcore Liberty 4 NCを選択した理由としては『Anker Liberty 4より安いがノイズキャンセリングが1世代進化している』という点だ。

比較検討したワケではないので、1世代分の進化がどれほどのものなのかはわからない。

Soundcore Liberty 4 NCの外観

パッケージ。史上最高レベルのノイズキャンセリング機能。過去のAnker商品を知らないので、Soundcore Liberty 4 NCがどの程度のノイズキャンセリング性能なのかは未知数。

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同梱物はイヤーピースと充電用のUSBケーブル(A to C)。
イヤーピースはXS/S/L/XLの4種類が付属し、デフォルトでは恐らくMが装着されている。

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ケース。ボタンを押すか指であけることでフタが開く仕様になっている。
ただ、はっきり言ってこの操作性は悪すぎる。

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Soundcore Liberty 4 NCと他社の比較

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左からWF-1000XM4/Anker Soundcore Liberty 4 NC/WF-1000XM5の順番だ。
Anker Soundcore Liberty 4 NCはうどん型のワイヤレスイヤホンなので、必然的にケース自体の大きさも他社より大きくなる。

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ケース込みの重量はWF-1000XM4が54.4g、Anker Soundcore Liberty 4 NCは60.7g、WF-1000XM5は49.5g。

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イヤーピース単体の重量はWF-1000XM4が14.8g、Anker Soundcore Liberty 4 NCは10.4g、WF-1000XM5は11.8g。
ケース込みではAnker Soundcore Liberty 4 NCが一番重いが、イヤーピース単体では一番軽い。思ったよりこの軽さが着け心地に影響している。

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Soundcore Liberty 4 NCのスペック

Anker Soundcore Liberty 4 NCはSoundcore Liberty 4に比べると『若干安く』『若干長持ち』と、コスパに優れていると判断して購入に至った。

Soundcore Liberty 4 Soundcore Liberty 4 NC
価格 ¥14,990 ¥12,990
ノイズキャンセリング ウルトラノイズキャンセリング 2.0 ウルトラノイズキャンセリング 3.0
再生可能時間 (イヤホン / 充電ケース) 9時間 / 28時間 10時間 / 50時間
マルチポイント接続対応
外音取り込み機能
防水規格 IPX4 IPX4

仕事中に使用することが多いため、【連続使用時間の長さ】【若干のノイズキャンセリング】の2点を求めていた。
そういう意味ではAnker Soundcore Liberty 4 NCは自分のニーズに“ちょうどいい価格”で答えてくれている。

Soundcore Liberty 4 NC良いところ

Soundcore Liberty 4 NCを使って約1ヶ月。仕事中、主に自宅での使用に限られるが使って良かったところを挙げていく。

装着感が軽い

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Soundcore Liberty 4 NCのイヤホンは数字的にも現在所有している他社のイヤホンより軽い。

イヤホン自体の軽さがこんなに装着感の違いに影響するとは思っていなかった。
WF-1000XM4やWF-1000XM5はイヤーピース自体の違いもあるのだが、Soundcore Liberty 4 NCは良い意味で着けている感覚が非常に薄い。

身体への負担が明らかに小さいのを感じる。
そもそもWF-1000Xシリーズとはイヤーピースの形状が異なる。

内側から密閉し遮音性を高めるWF-1000Xシリーズは非常に圧迫感が強く、長時間装着していると疲れる感じが強い。

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Anker Soundcore Liberty 4 NCは似たようなカナル型だが内側から広がって圧迫する様なことはなく優しい装着感だ。

さらにWF-1000Xシリーズに比べてイヤホン自体も軽いため長時間着けていても疲労感は比較的少ない。

Soundcore Liberty 4 NC悪いところ

価格を考えると全体的に満足できている。だが、あえて価格を考慮しても悪いところを挙げるとするといくつか気になる点はある。

ケースが開けづらい

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ケース自体はフタを指で開けることもできるが、ケース正面のボタンを押すことで開くことができる。しかしこの操作性が案外悪い。

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全体的に丸い形状の中、前面は上2/3にが開き蝶番となる背面は上1/3が折りたたむ。
開くフタ部分を邪魔していると開かないため、邪魔しない範囲でケースを持とうとすると落としそうになる。

この開き方は失敗な気がする。

結構遅延が大きい

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元々動画編集以外の仕事中に使用する予定だったため遅延に関してはある程度許容している。
実使用上問題は出ていないが、数回動画編集時に使用したところ波形から15〜20フレームほどの遅延が発生していた。

音質は問題無いが遅延に関しては少し問題があるような気がする。(元々音質にこだわりが無いという前提もあるが。)

Soundcore Liberty 4 NC まとめ

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コスパ重視で音質は求めず適度なノイズキャンセリングを希望していた。
その希望通りの性能は備えているという印象だ。

ノイズキャンセリング性能は普通

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Anker Soundcore Liberty 4 NCは『新幹線の移動』と『飛行機の移動』両方で使用してみた。

飛行機のエンジン音に関しては『若干小さくなる』程度で劇的な消音は感じられなかった。
この点に関してはWF-1000XM5のノイズキャンセリングの方が圧倒的に強い印象だ。

新幹線の移動音に関しては『ほぼ気にならなくなる』レベルまで低減できる。

ノイズキャンセリングに特化したモデルだがやはり高級イヤホンのノイズキャンセリング性能には劣るようだった。

コスパは良い…のか?

普段WF-1000XM5という高級イヤホンを使用しているからか1万円はコスパが良いように感じてしまう。

だが、実際のと頃5,000円台〜9,000円台でも同等の性能はあるのではないかと感じてしまう。
そう考えるとむしろこの性能で1万円はコスパ的にどうなんだろうか?と思う様になってきている。

とはいえ、普段WF-1000XM5を使っている僕がAnker Soundcore Liberty 4 NCを使っても概ね満足している。
もちろん高いノイズキャンセリング性能を求めていたわけでもなく、高音質を求めていたわけでもない。

とりあえず最低限聞けるワイヤレスイヤホンを求めて購入した。
めちゃめちゃ音質を求める人や移動中の騒音環境下で静かに音楽を聴きたい人にはオススメしない。

そこそこの音質で、そこそこのノイズキャンセリングを求めて、何か作業中にとりあえず聞ければ良いというレベルを求めるのであれば候補の1つになるだろう。

1 個のコメント

  • Anker2種、EarFun、SONY、JBL、BOSEのワイヤレスを気分で使ってます。
    中華イヤフォンはコスパは鬼みたいに良いけど音質やノイキャンが弱い。どちらも今一歩足らないって感じです。特に中華の音質はこもる感じが嫌でメインにはなれないって感じかなぁ。
    もっとも中華イヤフォンの音質が好みって人もいると思うから人それぞれなんだろうけど。

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