現在使用している自家用車は日産 ノート E11系 2010年式だ。
この車自体は適度な大きさで、運転もしやすく個人的にはとても気に入っている。
しかし今回、そんな気に入っている車を手放してガリバー(Gulliver)のカーリース【ノレル(NOREL)】でTOYOTA アルファードを契約したので契約までの流れについて詳しくレビューしていきたいと思う。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
目次
車の所有にはいくつか方法がある
現在使用中の車に関して説明をしたが、年式が2010年、走行距離が執筆時点で98,000kmで、いわゆる10年10万kmという大きな節目を迎えようとしている。
乗っていても基本的には快適だが微妙なバイブレーションや2010年には想定されていなかったであろう猛暑によるエアコン性能の限界を感じ、近々乗り換えを検討していた。
車の所有方法に関しては大きく分けて2つ方法があり
- 購入
- リース
このうち【購入】は“現金一括”、”通常のローン”、“残価設定ローン”の3種類に分けられる。(残価設定ローンとの区分けのため、車両本体価格全てを分割する方法を【通常のローン】とする)
つまり細かく分けると
- 現金一括購入
- ローン購入
- 残価設定ローン
- カーリース
以上の4つの方法に分けられ、今回選択したのは4つ目の【カーリース】だ。
現金一括購入
車を購入するにあたり一定数いるのが現金一括購入だ。
例えば400万の購入費用に対して現金400万を用意して一気に支払い、車両が即時自分の所有物となる購入方法だ。
車両購入費用の他に任意保険代や毎年の自動車税などを自分で納める必要がある。
細かい話ではあるが、個人事業主の場合車両を購入すると減価償却することができる。
新車の場合は普通自動車は6年、軽自動車は4年となる。
中古車の場合は細かい計算方法があり数年かかる場合から2年ほどで償却できる場合がある。
また、車は資産として見なされるため購入後、固定資産税が請求される。
ローン購入
現金一括購入をする人以外ではこのローン購入を選択する人が多いと思う。
例えば400万の購入費用に対して3年や5年など均等に分割して支払う方法だ。(ボーナス払いなどは一旦置いておく)
所有者自体はローン会社になっているため厳密に言うとローンを支払い終えるまで自分の所有物とはならない。
現金一括購入と同様、任意保険代や毎年の自動車税や固定資産税も支払う必要がある。
残価設定ローン
基本的には前述の『ローン購入』と同じだが、契約満了時に車両を販売店が引き取るのを前提に、引き取り金額(残価)を決めておき、全体の価格から残価額を引き残りの金額をローンで分割し支払いながら車に乗る。
という特殊なローンの支払い方法だ。
前述のローン購入との違いとしては、毎月の支払金額を下げられるというメリットと
最終回の支払い満了時に『返却』『買取』などの選択を迫られることである。
『返却』の場合は残価額を支払う必要は無い。
『購入』の場合は残価額を支払う必要がある。
こちらはローンを支払っても最終回で購入を選択しない限り自分の所有物とはならない。
またこちらも任意保険代や毎年の自動車税・固定資産税を支払う必要がある。
カーリース
こちらは所有方法で唯一、【絶対自分の所有物とならない】車の所有方法だ。
簡単に言うと車のサブスクだ。
毎月一定金額(リース代)を支払うことで車をレンタルする様なイメージだ。
あくまでレンタルのため、毎月のレンタル料金(リース代)を支払うだけで自分の所有物では無い。
自動車税も固定資産税も支払う必要が無い。
契約によるが任意保険代も支払う必要が無い契約方法もある。
ただしこれは残価設定ローンと同様に、乗車期間満了時に車の価値(残価)を決めておきその金額を据え置いた状態で残りの残金をリース契約として毎月定期的に支払う、いわば残価設定ローンの亜種の様な形だ。
当然残価額が高い車であればリース料金は下がる。残価額が低い車種であればリース料金は上がる。
また、走行距離も月間500kmや月間1,000kmで料金も変動する。
カーリースを選択した理由
一般的に車を所有する方法としては【購入】という選択肢を取る人が多いと思う。
堀江貴文さんことホリエモンが『車を一括で買う奴はアホだ』と言ったり、ひろゆきさんが『僕は現金一括で買って面倒くささが無い方が良い』と言ったり、購入方法の是非に関しては色々意見があると思う。
今回僕の場合は『面倒くささを無くすためにカーリースを選択した』という、考え方によっては二人の意見の良いとこ取りをしたと言える。
事業使用にはリースの方が楽
僕は個人事業主として届け出もしているのだが、個人事業主が事業目的で車を購入する場合、経費として計上することができる。
細かい話は省くが新車で購入した場合、購入金額を6年かけて全額を償却していく形になる。
ただしこの場合、資産と計算され別途【固定資産税】が国から請求される。
そして、この車両本体価格に加えて【車検費用】【任意保険費用】【自動車税等】の各費用も経費計上することが出来る。
だから何だと思うかもしれないがこの【経費計上】する行為自体が面倒くさい。
車両本体価格、車検費用、各種税金、それぞれ計上項目が異なるからだ。
しかし、カーリースに至っては【リース費用】のみが発生する。自分の所有物になるわけではないため固定資産税もかかってこない。
リース費用には車検代・税・車両台など諸々が含まれた合算された金額が1項目で請求される。
僕は車に関連する費用が複数発生する度に経費として登録する行為が非常に面倒なため、請求項目が一つに統一されるカーリースで単純な経費計上にするため今回の結論に至った。
個人事業主として事業用の車両を所有する上ではリースの方が都合が良いということは分かっていただけたと思う。
しかしもちろんデメリットも多く存在する。
ガリバーのカーリース“ノレル(NOREL)”とは
photo via ノレル
リース契約は大手車メーカーも提供している。
しかし今回僕が契約したのは、大手中古車販売店のガリバー(Gulliver)が提供している【ノレル(NOREL)】というサービスだ。
最もきっかけはGoogleアドセンスで、LINEのリスト取りからまんまと契約をさせられただけで
特にこの【ノレル(NOREL)】のサービスが良いとか、特にオススメな理由があるという訳では無い。
単純に広告で出てきて、電話で営業されて契約してしまった。というだけだ。
具体的にアルファード契約までの流れ
実は車の買い換えは近いうちに行いたいとは考えていた。
候補として考えていたのはミニバンタイプの車だ。
そんな中でも日産セレナ e-powerを前向きに検討していたが、5年契約リースでも約55,000円ほどというカタログ値だった。
毎日仕事で使うというわけではない。月に数回しか使わない車に毎月5万円もランニングコストをかけたくない。
そんな中【ノレル(NOREL)】の営業からアルファード・ハリアー・ハイエースこの3車種を進められた。
ハリアーとハイエースは全く候補に無かったので除外したが、最高級ミニバンと名高いアルファードがオススメされたのは驚いた。
新車の購入価格500万円はする割と国産の中では高級車の部類に入る車だと思っていたからだ。
実際一番安い下のグレード X で価格は約359万円。一番下のグレードでも問題無さそうだが快適性などの装備を考えるともう一つくらい上のグレードの方が現実的だ。
一つグレードを上のS Cパッケージで約468万円。そう、やはり国産車の中では高級車なのである。
しかもデカいし全く候補に入っていなかった。
しかし【ノレル(NOREL)】の担当者からアルファードを進められたとき驚く事を言われた
『アルファード、月37,000円で乗れます。1個上のグレードでも41,000円です。』
嘘をつくな。
トヨタの高級ワンボックスの位置づけであるアルファードが日産セレン e-powerよりリース料金が安いハズがないだろう。
そんなふうに思っていたが、現実のようだった。
実際にもらった見積もり概算プランが下記の画像だ。
これは驚いた。マジだ。アルファード S Cパッケージが月額41,000円で乗れる。という流れで契約に至ったわけだ。
契約時の注意
これは【ノレル(NOREL)】が。というよりはカーリースを契約するという行為全般に当てはまる注意点だ。
今回アルファードは安く乗れる事に至ったが契約後改めて冷静に考えるとデメリットはいくつかある。デメリットを分かった上で契約してもらえればと思う。
支払い額は高い場合が多い
まず第一に支払金額は多くなる可能性が高い。
これは月額料金は当然だが支払総額でも最終的に『購入』より高くなることが多い。
ローンでは無いため『金利』が発生することはない。そういう面ではローンより損はなさそうだ。
車両本体価格から残価額を引き、そこにメンテナンス費用や各種税金を含めた金額を合算して『リース料』として請求される。
支払い総額だけを考えるのであれば、車両本体価格を一括で払い、その後自分でせっせと税金や任意保険代を払った方が最も安くなる。
カスタム・装飾は不可
リースはあくまでリース会社から『車を借りている』状況だ。借り物を改造することはできない。どんなに小さな変更もだ。
カスタムした車両を返却する場合、純正の状態に戻す必要があるし場合によっては査定の減額対象となる場合もある。
ルームライトをLED化するのは定番のカスタムだと思うが、それすら減額対象か純正戻しが必要だ。
買った状態を常に維持し何もするな
基本的にはこれが鉄則となる。
傷が付いたら減額
リース契約満了時、返却車両の査定が入る。
一番最初に決められた残価額は『あくまで最高の状態の最高の価格』という条件付きである。
つまり、傷がない・トラブルがない・カスタムがない。全てにおいて車両が最高の状態であった場合だ。
仮に傷やヘコみがあった場合は残価額から減額される。そしてその分の差額を支払う必要がある。
つまり残価額が200万だとして、傷やヘコみがあり査定額が180万だった場合、差額の20万は支払って返却手続きをする必要がある。
スーパーの駐車場で隣の車からドアパンチを食らった経験がある人もいるだろう。関係無い。減額だ。
乗るときは『あくまで人の車』という意識を持って安全運転・丁寧な運転を心がけよう。
走行距離制限
最初の契約時点で走行距離も決められている。
今回僕が契約したパターンの場合3年18,000km。つまり月間500km計算だ。
超過した走行距離は1kmあたり10円〜20円など各会社によって決められた金額を支払う必要がある。
車両自体は最高の状態だったとしても走行距離が超過していた場合は超過走行距離分を支払う必要が出てくる。
最終回支払いにおびえながらの契約
このようにリース契約はあくまで他人の車を借りているという都合上、最後に返却するまで実際にいくらかかるか?というのは分かりづらい構造になっている。
今回、月額支払い金額はアルファード S Cパッケージで41,000円/月で割と安い契約だとは思う。
実際にアルファードを購入している従兄弟に確認してもらったが、『これは安い』と言ってた。
しかし月額支払い金額は安いが、リース契約満了時にいくらの手出しがあるかはその時になってみないと分からない。
現時点での不安点は『走行距離』だ。
ここ数ヶ月、実際今の状況でどれくらいの月間走行距離なんだ?と改めて計算し直したところ。平均700kmだった。
若干遠い所に仕事で行くことが多いのが現状でこの状況がどう変化するかが読めない。
超過走行距離分は支払う必要が出てくるのでは?と危惧している。
最後に、【ノレル(NOREL)】を契約したの2022年5月下旬だ。
現在の半導体不足により納車は2023年1月下旬〜2月となっている。
未だに納車される気配はない。
コメントを残す