【購入レビュー】完全にRIMOWAのパクり DINGHANG スーツケースレビュー

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撮影や配信で地方に行くことが増えてきている。
しかしここ最近配信の規模が大きくなってきたり、撮影でやることが増えたりして持っていく機材の量が増加傾向にある。

特に配信の現場だと50m級のケーブルが10本近く必要になる。
通常はヤマト運輸で先に現場へ機材を配送してしまうのだが、機材の量が増加している最近はそもそも配送をすることが難しくなってきた。

僕はJGC会員なため日本航空(JAL)の預け入れ荷物はサファイア会員の特典で+20kgまで許容量が増える。(無料分20kg+特典20kgの合計40kgまで預け入れ可能)

その許容量増加分で配送が難しい機材を手持ち機材として運ぶために、新しく大容量のスーツケースを購入した。

ということで今回は【DINGHANG】というメーカーが販売している93Lのアルミスーツケースを紹介していく。

この記事の目次(クリックでジャンプ)

動画レビュー

完全にRIMOWAのパクり

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今回購入したのはAmazon.co.jpで販売しているDINGHANGというメーカーのアルミスーツケース 93Lだ。
購入時点での価格は20,999円で2,000円OFFクーポンが常時適用することができるので18,999円

Amazonで『アルミスーツケース』と検索しても、ボディはポリカーボネートでフレームのみにアルミを使っているだけで『アルミスーツケース』と謳うメーカーが散見される。

しかしこのDINGHANGというメーカーのこのスーツケースは【オールアルミ合金ボディ+アルミフレームで作られ、耐衝撃性に優れています】という文言がある。

ボディにポリカーボネートを使わない数少ないアルミボディスーツケースだ。(と思う)
しかしAmazonのマーケットプレイスは虚偽表記も散見されるので、この表記を100%信用して良いかどうかは疑問が残る。

DINGHANGアルミスーツケースの外観

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このDINGHANGアルミスーツケースの外観はRIMOWAのORIGINALというシリーズTrunkにそっくりだ。
完全にパクっている。と言っても過言では無い。ロゴが無いだけで外観は完全に一緒だ。

正面。収納容量が少ない浅い方の荷室側。
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背面。収納容量の多い深い方の荷室側。ハンドルがあるのはこちら側だ。
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側面。TSAロックにも対応している。TSAロックは海外旅行に行く人には必須なので最低限の性能は備えているといえる。
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反対側面。こちらは蝶番がある側だ。一応サイドにもハンドルが付いているため、こちら側を下にしても大丈夫なように足がつけられている。
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全体的なサイズは高さ約77cm 幅約39cm 奥行き約34cmとなっている。RIMOWA ORIGINAL Trunkの寸法は高さ約73cm 幅44cm 奥行き36.5cmなので若干高さがあり幅と奥行きは少し小さくなっている。
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ちなみにDINGHANGアルミスーツケースは日本航空(JAL)国内線の預け入れ荷物のサイズ規定範囲内にしっかり入っているので問題無く預けることが可能だ。

日本航空(JAL)の国内線預け入れ荷物は高さ120cm 幅60cm 奥行き50cm以内で、国際線の場合は高さ+幅+奥行き≦203cmのため、国際線においても預けることが可能だ。

※ちなみにDINGHANGアルミスーツケースの本体重量は体重計が無いため計測ができない。

内装は荷室両方にマジックテープで止めることができるフタがついている。ココだけ見るとますますRIMOWAでしかない。
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DINGHANGアルミスーツケースの仕様

DINGHANGアルミスーツケースはアルミ合金ボディにも関わらず約20,000円と格安のスーツケースだが、機能自体はある程度しっかりしてる。

前述したがTSAロックにも対応しているので海外旅行の時も問題無く使えるだろう。

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DINGHANGアルミスーツケースのハンドル部分は3段階で調整が可能だ。
RIMOWAのORIGINAL Trunkは恐らく無段階(に近い状態)で調整可能だと思う。ハンドルの高さにこだわりがある人は注意が必要だ。

ハンドルを最も伸ばした状態
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中間の長さのハンドル。
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最も短い状態のハンドル。
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必要最低限の機能を備えていて尚且つアルミスーツケースなのに安い。というのがこのDINGHANG アルミスーツケースの特徴だ。

キャスターは1つに2輪ついていて合計8輪のキャスターで、音も割と静かな方だと思う。
ただし作り自体は若干心配になる安っぽい作りの様に見えるのでキャスターの耐久性に関しては未知数だ。
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DINGHANGアルミスーツケースは安定の中国製

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こんなに隅から隅までRIMOWAをパクるDINGHANGは当然中国企業だ。
購入はAmazonだがマーケットプレイスでDINGHANG直営からの販売でAmazon発送だったため購入から2日間くらいで到着した。

恐らく航空便ではないと思うのだが、思ったより到着は早かった。
僕は中国製品に対する偏見は無い方だが『コレが中国製か…』と思わざるを得ない部分は多く散見された。

傷だらけの外箱

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梱包のダンボールが多少傷ついていることは多くあるが、今回はその比では無かった。
この傷の深さはどう考えても中の製品に傷がつくだろ。というレベルで梱包のダンボールに傷がついていた。

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この傷の深さはかなり心配になるレベルだ。

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1ヶ所だけでなく目視できる範囲で少なくとも4ヶ所大きな傷があった。

完全には閉じない開口部

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ロックは全部で3ヶ所あり、上下にTSAロックに対応した暗証番号式のロック。そして真ん中にはカギを掛けることはできないが一応止めることができるロックがある。

TSAロックの部分はパッキンに隙間が出ない様にしっかり閉じてくれる。
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対してカギが掛けられない中央のロック部分は閉じても隙間が若干確認できる。コレがDINGHANGクオリティか…。
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アルミ掘削精度に難あり

隙間が空いているのはDINGHANGアルミスーツケースの開口部だけではない。
というかあらゆる所に隙間が見られる。

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DINGHANGアルミスーツケースは天面の四隅に保護用に更にアルミカバーの様なものが取り付けられている。
しかしこのカバーと本体との間に隙間が明らかに見られる。

RIMOWAのORIGINAL Trunkは恐らくこんなことは無いだろう。

天面を左右からかぶせているアルミ部分にこのような隙間が見られる。
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ちなみに蝶番のほうは問題は無さそうに見える。

理解した上で購入はアリ

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今回は良い点を未だにレビューできていないが、所々作りが甘いことを取り除けば基本的にコスパは良さそうに感じられる。

キャスターも割と軽いし静かな方だ。

とにかく大容量でアルミスーツケースを探している人は、細かい作りに目を瞑って購入するのはありだと思う。

ただしキャスターの耐久性に関しては引き続き観察していく必要はある。

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