長い充電用のUSB-Cケーブルが欲しい。
現在使っている充電用のUSB-CケーブルはAnker PowerLine III Flow USB-C & USB-CとCIO 柔らかいシリコンケーブル C to Cの2つだ。
この二つはどちらもシリコンケーブルで非常に柔らかくケーブルに変なクセが尽きづらい。取り回しも非常に良いケーブルだ。
ただ一番長くてもAnkerの1.8mともう少し長い距離を使いたい場面が出てきた。
Anker PowerLine III Flow USB-C & USB-C ケーブル Anker絡まないケーブル 100W 結束バンド付き USB PD対応...
CIO シリコンL字ケーブル USB Type-C ケーブル 240W L型 急速充電 絡まない 90度 USB-C 1m 直角 高速データ...
今回紹介するのはUSB-C to CとUSB-C to Lightningのケーブル2種類が同梱されている【AOHI 240W PD3.1 USB C ケーブル 超急速充電 2in1】だ。
2024年3月時点でLightningコネクタを使用している人も少ないと思うが、一応MFi認証を受けたLightningケーブルが同梱される。
そしてこの【AOHI 240W PD3.1 USB C ケーブル 超急速充電 2in1】は最長2.6mまで伸ばすことができる。
現在使用しているAnker PowerLine III Flow USB-C & USB-Cの1.8mよりも長い距離接続できることを期待して、Amazonタイムセールで安くなっていたため購入した。
AOHI 240W PD3.1 USB C ケーブル 超急速充電 2in1 lightning ケーブル iPhone 15 充電ケーブル Type C ケー...
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目次
動画レビュー
結論:ゴミ
こんな使いづらいガジェットを薦めやがって。と思われると困るので、今回は先に結論を書いておこうと思う。
控えめに言ってゴミ。
とはいえ、『僕の使用環境において』という注釈が入る前提は理解しておいて欲しい。
当初より想定していた用途としては全く使い物にならないという理由であり、最適な用途を見つけたり各々想定している用途にマッチする可能性はある。
ただし個人的には、用途は非常に限定的という印象を抱かざるを得ないため安いからとは言え購入を検討している人は注意して欲しい。
AOHI 240W PD3.1 USB C外観
それでは結論を伝え終わったところでゆっくり外観から見ていこうと思う。
まず梱包されている箱が無駄に豪華だ。このせいで余計なコストがかかっていると思うと腹が立つ。
プロダクトの満足感として見た目は重要だが、USB-Cケーブルにそこまで満足感を求めていないので、より実用性の方にコストをかけてもらいたい。
同梱物は下記の通り。
- 0.9m USB-C(オス) to C(メス)
- 0.1m USB-C(オス) to C(オス)
- 1.6m USB-C(オス) to C(メス)
- 0.1m USB-C(オス) to Lightning
- シリコンケース
0.1m USB-C to Cケーブル。こちらはどちらもオスだ。0.1m(10cm)と非常に短いので、モバイルバッテリーとスマートフォンを持ちながら接続するという様な用途が向いているだろう。
1.6m USB-C to Cケーブル。片方がオスで片方がメスになっている。メス側にオスのUSB-Cを刺すことで延長することができるジョイント部分がある。
0.9m USB-C to Cケーブル。こちらも片方がオスで片方がメスになっている。
USB-C端子のメスを持つケーブルを見る機会はあまり無いが、基本的にはMacやWindows PCのパソコン本体側にあるUSB-Cと同様だ。
オス側にはネジ山が切ってあり、メス側のネジと組み合わせることで最大5kgの牽引力に耐えることができる。(厳密には5kg未満の記載がある)
AOHI 240W PD3.1 USB Cの欠点
早々に『控えめに言ってゴミ』という評価を出したAOHI 240W PD3.1 USB Cだが、なにがそう言わせているのか。それをいくつか見ていこうと思う。
なお、予め言っておくが【僕の使用環境において】という前提は理解しておいて欲しい。
カールケーブルが重い
現在使用している1.8mのAnker PowerLine III Flow USB-C & USB-Cより長いケーブルを希望しているので、ある程度の重量増加は覚悟していたが予想以上に重量があった。
1.6mのカールケーブル単体で実測83.4gだった。
対して1.8mあるAnker PowerLine III Flow USB-C & USB-Cは実測62.3gだった。
AOHI 240W PD3.1 USB Cのカールケーブルは0.2m短いのにも関わらず約20gほど重い。たった20gと侮るなかれ。
AOHI 240W PD3.1 USB Cを全て繋げると倍以上の重量になる。
同梱している全てのケーブルを繋げて、最大2.6mまで伸ばせる状態にすると実測142.6gでAnker PowerLine III Flow USB-C & USB-Cの2倍以上。非常に重く感じる。
カールケーブルの使い勝手が悪い
完全に個人的な話になるが、僕はケーブル類の持ち運びは専用のポーチに入れておこなっている。
その関係上カールケーブルのように『厚み』が出てしまうのは都合が悪い。八の字巻をして薄くしておいた方が持ち運びやすい傾向にある。
その点、カールケーブルはカールしている部分にどうしても厚みが発生してしまい収納に非常に困った。というか収納できるところが無い。
壁コンセントからの取り回しが悪い
カールケーブルは使いたい時だけ伸ばせて、それ以外の時は短くまとまってくれている。という点をメリットと捉えがちだが、僕はそうは思わない。
カールケーブルは短い状態でしか使えず、伸ばしたら非常に使い勝手が悪いケーブル。
というのが僕のカールケーブルに対する印象だ。
これはカフェやラウンジなどデスク上にコンセントがある場面を想定した接続だ。
コンセントから接続端末へのアクセスは短いためカールケーブルのメリットを最大限享受することができていると思う。
ちょっとだけ伸ばせば接続したい端末へアクセスでき、カールしている部分が短くまとまってくれているので散らからずスッキリしている。
対してAnker PowerLine III Flow USB-C & USB-Cは八の字巻をしているのでスッキリしている風に見えるがカールケーブルほどスッキリはしていないだろう。
こういう場面ではカールケーブルの恩恵を最大限受ける事ができるだろう。しかし壁にコンセントがある場合はどうだろう。
カールケーブルの牽引力が強すぎてケーブルが宙に浮いている。コレは逆に邪魔。
壁際だからまだ良いが、これが人が通る可能性がある導線だと使い物にならない。
そしてカールケーブルの牽引力が接続しているスマートフォン側にも力を加え、コンセント側へ引っ張ろうとする。机から落とす方向に力を加えている状況だ。
そしてコンセント側も牽引力が働き、横方向への外力で今にも抜けそうな状態だ。コンセント側にとっても接続端末側にとっても何のメリットも無い。
対してAnker PowerLine III Flow USB-C & USB-Cはフラットで柔らかいケーブルなので床をつたいデスクの真下から垂直に伸びている。
撮影用に端末を接続しなくても机の上に留まってくれるレベルの牽引力だ。誰かがケーブルに足を引っ掛ける心配もない。
AOHI 240W PD3.1 USB Cの良いところ
今のところ無い。マジでゴミ。
結論:ゴミ。マジで買うな。
購入からしばらく使っているが、未だに最適解を見つけられていない。
許されるのであれば返品・返金したいくらいだ。とはいえ元々12,000円前後する商品が約3,000円で購入できている。
それでも許しがたいガジェットだと憤りを覚えるレベルだが、購入検討中の人は本当に注意して用途をよく考えてから購入して欲しい。
YouTuberの散財小説ドリキン 氏が使っていたのを見て、ほしいと思い買ってしまった自分をぶん殴りたい。
全ての用途を想定したレビューは難しく自分の環境による用途でしかレビューできないのがレビュー系動画やレビュー系記事の難しい所だが、良い製品は良い。悪い製品は悪い。使い勝手が難しい製品は難しい。そういうことをハッキリ言えるレビューワーになりたいと思わせるガジェットだった。
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