【M4 Mac mini 購入レビュー】ファーストインプレッション コスパが良すぎるMac

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僕は現在M2 Max搭載MacBook Proをメインマシンとして使用している。

今のところパワー不足と感じる場面は無いし、メモリも96GB搭載しているのでメモリ不足を感じることも無い。

まだまだ余裕で使い続けられるM2 Max MacBook Proを所有しているのに、2024年11月8日に発売されたM4チップ搭載Mac miniを購入した。

今回購入したM4チップ搭載Mac miniはいわゆる吊るしの最下位モデルだ。下記が購入したM4 Mac miniのスペックとメインマシンのM2 Max MacBook Proのスペックだ。

モデル Mac mini MacBook Pro
チップ M4 M2 Max
CPU 10コア 12コア
GPU 10コア 38コア
RAM 16GB 96GB
ROM 256GB 2TB
その他オプション
価格 94,800円 644,800円

コスパだけで購入した

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M4チップを搭載し筐体もリニューアルしたMac miniはコスパが最高だから購入した。もちろん想定している用途もあるのだが。

MacBook ProのGeekbench 6のベンチマーク結果になるのだが、M4チップ(10Core CPU/10Core GPU)のシングルコア性能はM3 Maxを越えている。

モデル
(CPU数/GPU数)
シングルコア スコア マルチコア スコア
M4
(10/10)
3822 15031
M3 Max
(16/40)
3112 21130
M3 Pro
(12/18)
3159 15272
M3
(8/10)
3018 11631
M2 Max
(12/38)
2790 14575
M2 Pro
(12/18)
2675 14392

シングルコア性能はM3 Maxを越えマルチコア性能はM3 Proに匹敵する性能なんだ。それが94,800円で手に入るというコスパがバグっているMacだ。

もちろん追加でディスプレイやキーボード・マウスを買わなければいけないというデメリットはあるが、性能対価格で考えるとバグっていると言わざるを得ないのは間違いない。

イベント配信にてリプレイ用として使用

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全く用途が無いのにコスパだけで買ったわけではない。想定している用途はある。イベントのリプレイ出しとして使うことを想定している。

イベント配信ではATEM Mini Extreme ISODaVinci Resolve Replay Editor、そしてDaVinci Resolveを連携したマルチカムリプレイの環境を構築している。
これを実現するにはMacがもう1台必要だった。メインの用途としてはそれだ。この辺りのシステム構成や使用感は別途綴っていきたいと思う。

つまりメインマシンになるわけではないのだが、リアルタイムである程度動画編集(スクロール・カット・再生など)ができる性能を持っている必要がある。

なんとなくM3チップだと不安だったのとM3系チップを搭載したMacBookシリーズは微妙に価格が高い。

現時点で最高性能のM4を搭載してしかも10万円を切っているコスパバグのM4 Mac miniが登場したので購入に至ったわけだ。

あくまでメインマシンには成り得ない。レビューを書いていくが、サブ機としての用途だということを予め理解した上でインプレッションを見て欲しい。

M4 Mac miniの筐体は完璧

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Mac miniはM2チップで止まっていてM4チップを搭載したタイミングで筐体デザインを一新して登場した。

ほぼApple TVと同じ筐体サイズになり、縦横実測値で127mm前後のほぼ正方形。高さは約50mmで重量652.9gだ。

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イベント会場に持ち運ぶサイズ感としては非常にコンパクトでありがたいサイズになった。
スーツケースに入れて持ち運ぶことにしているが非常にコンパクトでスペースを圧迫しない形とサイズ感で筐体のデザインとしては最高だ。

とはいえさすがにスーツケースに裸で入れるのには抵抗があるため、Amazonで専用のケースを購入した。
フタ部分に網のポケットが作られていて、電源ケーブルとMagic Mouse程度であれば同梱することができる。

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ほぼ専用設計に近い形でM4 mac mini本体がピッタリおさまるサイズ感だ。
フタ部分のポケットに色々詰め込みすぎるとケースを開けたときに落下するので注意が必要だ。

僕が同梱しているのは『電源ケーブル』『Magic Mouse』『USBハブ』の3点だ。この程度しか入らない。

RAM 16GBで足りるのか?

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今回購入したのRAM 16GB/ROM 256GBのいわゆる吊るしのモデルだ。
このモデルで一番の懸念点はメモリ不足に陥らないかどうか。

重いソフトとして有名なAdobe Premiere Proのみ起動した状態でのメモリ状況は使用済みが9.58GB。

Media Encorderも同時に起動し動画を書き出している最中のメモリ状況は8.70GB。使用済みメモリは減っているが書き出し直後に撮影したスクショなので今後増加する可能性は高いが現時点では問題ないと言える。

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そしてメインの用途となるイベント配信におけるリプレイ出しについて。

M4 mac miniにUltraStudio 4K MiniをThunderbolt 3接続でRoland V-80HDに出力している。当然操作用のディスプレイにも出力している。

つまり映像出力としてはフルHD二系統の映像出力をした状態で、1度だけDaVinci Resolveが落ちたことがある。

しかしイベント開始前のリハの段階で落ちて以降、本番が始まって8時間ほどイベントは行われたがその間は一度も落ちること無く動作し続けてくれた。

M4 mac miniのパフォーマンス

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現在メインマシンとして使っているM2 Max MacBook Proよりもシングルコア性能・マルチコア性能共にM4 mac miniの方が優れている。

ワンチャンメインマシンも入れ替わるんじゃないかという淡い期待をいだいた。
動画編集で一番使うPremiere Proで書き出しの時間を比較してみた。

下記が書き出しの条件だ。

条件
  • 動画の長さは約7時間
  • ATEM Mini Extreme ISOで収録したデータ
  • 約1時間半で分割された5ファイルを繋げる
  • Audio Sourceに収録された音声に置き換え
  • Adaptive High Bitrate 38Mbps
  • 1080p 59.94fps

この条件でM4 mac mini/M2 Max MacBook Pro/ALIENWARE Area-51M R2の3台のパソコンでPremiere Proの書き出し速度を比較した。

M4 mac mini M2 Max MacBook Pro ALIENWARE Area-51M R2
CPU M4 M2 Max Intel Core i9ー10900K
コア数 10 Core 12 Core 10 Core
GPU 10 Core 38 Core RTX 2080 Super
RAM 16GB 96GB 64GB
書き出し時間 1時間56分39秒 1時間31分25秒 1時間22分50秒

分かりきっていたことだがメインマシンとしては厳しい。

動画の書き出しに関しては単純にコア数が処理速度に直結する。10コアGPUのM4よりも38コアGPUのM2 Maxの方が数の暴力で処理能力が高いということだろう。

しかし約5年ほど前のRTX2080 Superを搭載したALIENWARE Area-51M R2よりも時間がかかったのは予想外だった。かなり前のWindows PCで既に時代遅れ感を覚えているのだが、今一度性能の高さを再認識した。

リビング用PCになった

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このM4 mac miniは元々イベント配信時のリプレイ出しとして購入した。
想定していた用途として性能は必要十分過ぎた。そして持ち運びも問題無くケースに入れてしまえばスーツケースにピッタリ入れることができる。

ちなみに以前レビューしたDINGHANGのスーツケースは未だ現役だ。色々ガタは来ているが問題無く使えている。

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【購入レビュー】完全にRIMOWAのパクり DINGHANG スーツケースレビュー

2024年4月8日

イベント以外ではメインマシンがM2 Max MacBook Proとなるので日常使いを想定をしていなかった。
ということでリビングの4K TVに接続してストリーミング動画視聴専用PCとなっている。

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Fire TV Stickを持っているのだが、NetflixやDisney+を倍速視聴できないためPCブラウザから読み込んで視聴する方式を取っている。

目下の課題はTV裏に設置したM4 mac miniをダイニングデーブルに座りながらキーボードの操作ができるようにすることだ。

M4 mac miniとダイニングテーブルが約5m離れているので、その状態で操作が可能なキーボードを発見したい。

Bluetooth接続のMagic Mouseは今のところ問題無く動作するのだがキーボードの操作が安定しない。

M4 Mac miniファーストインプレッション

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一般的な用途とは異なりイベント用途がメインで日常利用していないので参考になるか分からないがファーストインプレッションを綴る。

【デメリット】RAM 16GBは少し不安

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前述したがイベント開始前のリハーサルでDaVinci Resolveが一度だけクラッシュして落ちた。それ以降問題は発生していないが、恐らく落ちた理由はメモリだろう。

Google Chrome自体がメモリを多く消費するアプリケーションとして有名だが、Netflixを見ているだけでその他のアプリは起動していない状況にもかかわらず使用済みメモリが11GBを越えている。

日常用途では問題になることはほぼ無い。
ただこの様子から見ると日常利用する場合は最低RAM 24GB搭載しておいた方が良さそう。

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RAM 24GBで124,800円。RAM 32GBで154,800円。
32GBは割高に感じられるが24GBであれば許容範囲内だろう。ただ今回は10万円を越えられては困る状況だったのでカスタマイズは一切しなかった。

多少予算に余裕があるのであれば、最低限RAM 24GBにすることをオススメする。

【メリット】I/Oや筐体は完璧

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M4チップの製品なのでThunderbolt 4ポートではあるが、背面に3ポート、前面にUSB3.0が2ポート合計USB-Cが5ポート搭載されている。

USBハブを接続してキーボードのアダプターを接続しているがUSB-Cが5ポートあるのは非常に拡張性が高い。

メインマシンのM2 Max MacBook Proですら3ポートのみだ。色々アクセサリーを接続する前提であればM4 mac miniの拡張性は非常に高い。

そして本体の重量も約652gと非常に軽量。M2 Max MacBook Proの重量が約1.6kgだと考えると約1/3だ。
もちろんディスプレイが無いことを考慮する必要はあるが、それでも非常にコンパクトで軽量だ。

ちなみにM4 mac miniでは以前レビューしたGeChic On-Lap M505Eを使用している。

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【GeChic On-Lap M505E レビュー】配信現場における最適解 ただコスパは悪い

2024年4月25日

大きい可能性を感じる1台

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Mac mini自体購入したのが今回のM4 mac miniが初めてだ。

ディスプレイが付属していないから『こんなの誰が買うんだよ』と侮っていた。

M4 mac miniになって筐体デザインが一新され、非常にコンパクトになった恩恵が一番大きいと思うが普通に外出先に持っていけるレベルだ。

M4 Maxチップを搭載できない点が非常に残念だが、このサイズなら最高スペックにして電源がある場所への持ち運びすら視野に入るレベルだ。

ディスプレイに関してはARグラスのXREAL Air 2 Proで対応すればシステム全体がかなりコンパクトで済む。(Vision Proという選択肢もあるが…)

今後M5 Maxまで搭載可能になったり最大RAMが64GBまで搭載可能になったり拡張性が高くなるとしたら大きな可能性を感じられる1台だと思っている。

サイズやデザインに関してはかなり持ち運びしやすいものになっているので、出張が多い人の持ち運び用デスクトップの新たな可能性として期待できるラインナップだと思っている。

僕はAppleオンラインストアで購入したが、Amazonで購入すれば約9,000円割引きされた状態で販売されている。90,000円前半で手に入ると考えるとコスパが良すぎてビビる。

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