ラグマットやベッド・シーツに付着している埃に対しても掃除機を使いたい。
しかし家のあらゆるところ(もちろんトイレも)にかけている掃除機を寝具やマットにあてるのは非常に抵抗感がある。
だがウチはとある事情から衣類・寝具等の毛布類に埃(というか主に“毛”)が付着しやすい。
毎回コロコロを当てて取っていたのだが、テープのゴミが出るし消費も半端ない。
どうにかならないか悩んでいたところ、掃除機のレビュー依頼をくれたUWANTさんから布団クリーナーのレビュー依頼を受けられた。
UWANTさんは製品に自信があるのか「競合のレイコップ社さんの製品と比較してください」という前提でお話をいただいた。
つまり今回は【Raycopの布団クリーナーとUWANTの布団クリーナーの比較検証レビュー】ということになる。
比較対象となる機種は下記の2機種。レビュー時はRaycop PRO2の価格が25,900円、UWANT M100が10,121円。
執筆時点での価格差は約2倍。
価格帯が大きく異なる製品のような気がするが、一応UWANTさんからのご指定ということでこの2機種を比較する。
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動画レビュー
UWANT M100の詳細
まずは今回の主役UWANT M100の詳細を見ていく。
同梱物は至ってシンプル
- 本体
- フィルタースポンジ予備x2個
- 掃除用ブラシ
底面はブラシと温風の排気口、除菌用のLEDなどがある。
LEDの点灯は車輪が押し込まれたことをトリガーに発光する仕様だ。
Raycop PRO2とUWANT M100の比較
今回比較している布団クリーナー、Raycop PRO2とUWANT M100はおよそ2倍の価格差がある。
その2機種を並べて比較することが酷だと思うが一応比較していこうと思う。
まず単純に大きさが違う。明らかにRaycop PRO2の方が大きい。
それに伴いRaycop PRO2の方が重量も大幅に重くなっている。
| Raycop PRO2 | UWANT M100 | |
|---|---|---|
| 価格 執筆時点 |
25,900円 | 10,121円 |
| 重量 | 約2.2kg | 約1.85kg |
| 温風温度 | 65℃ | 65℃ |
| 叩き回数 | 29,800回/分 | 36,000回/分 |
| 消費電力 | 450W | 450W |
| 紫外線LED | 〇 | 〇 |
| ダストボックスの水洗い | 〇 | 〇 |
重量の違いはたった350gだが、この違いは明らかに感じられる。
Raycop PRO2は使う時に明らかな重量感がある。
繊維を傷付けないのはUWANT M100
両社のブラシには大きな差がある。
Raycop PRO2のブラシはプラスチック製のコーム状(くし状)の形状だ。
対してUWANT M100はシリコン製の平らなワイパーの様な形状。
硬さはある程度あるがシリコンという関係上しなやかさも備えている。
このブラシの形状は大きく方向性が異なり
Raycop PRO2のコーム状のブラシは、強力に繊維を叩き埃や毛などを強力に「絡め取る」ようなスタイル。
UWANT M100のワイパー状のブラシは、優しく繊維を叩き埃を「集める」ようなスタイル。
布団クリーナーは毛布などを【「叩いて」埃を出し吸い込む】という前提で設計される。
Raycop PRO2は強力に叩いてゴミを集めるが、繊維を傷めやすい。また長い毛や糸などが絡まりやすいという欠点がある。
UWANT M100は集塵能力はやや劣るが、繊維を傷めず毛や繊維などが絡むことはほぼ無い。
ブラシの形状から両社の設計思想が完全に異なることが分かる。
ホコリを力強く掻き出すのはRaycop PRO2
Raycop PRO2とUWANT M100は価格差がおよそ2倍ある。
この価格差は【設計思想】に顕著に表れる。
両社のブラシ設計には大きな違いがある。
Raycop PRO2のコーム状の硬いブラシで強力に繊維を叩き、繊維に絡んだホコリや毛を浮かせる。
対してUWANT M100はシリコン製のフラットなブラシで優しく生地を叩き内部のホコリを浮かせる。
150cm x 180cmのラグマットをUWANT M100で掃除した直後のダストボックスだ。
吸引するホコリの特徴としては非常に細かい粒子のホコリだということ。
我が家では毛足の長いタイプのラグマットを使用しており、そこに抜け毛やホコリが絡んでいることがある。
繊維にしっかり絡まってしまった毛や糸くずなどはシリコン製のブラシでは力が優しすぎて取り除けないことがある。
対してRaycop PRO2のブラシは非常に硬いコーム状なので、繊維に絡んだ毛でもブラシで引っかき取ってくる。
ただし「これは絶対マット側の繊維も傷めているだろ…」というレベルでラグマット自体の繊維も抜き取る。
生地に優しいのはUWANT M100だが複雑にゴミが絡まってしまうと取り除きづらい。
Raycop PRO2は絡んだゴミもこそぎ落とすが繊維自体を強く傷めてしまう。
どちらも一長一短あるブラシ形状で選択が難しいところだ。
UWANT M100の良いところ
ラグマット・ベッドのシーツ・毛布などをRaycop PRO2とUWANT M100それぞれで掃除をしてきた。
両社を比較して使用したから分かったことなどを挙げていく。
UWANT M100の良いところ1:軽い
UWANT M100はRaycop PRO2に比べると非常に軽い。
Raycop PRO2が2.2kgなのに対して、UWANT M100は約1.85kg。
たった350gの差だが、この差は非常に大きい。
Raycop PRO2を使って掃除をするときは非常に重さを感じる。
ベッドやラグマットを何回も往復して掃除していると後半は腕が非常につらくなってくる。
その点UWANT M100は約1.85kgで動かしててもほとんど疲れない。
吸引力は劣るのかもしれないが、何回も往復することで補うことが出来るかもしれない。
そして本体重量が軽量・コンパクトなのでそれも苦では無い。
UWANT M100の良いところ2:ブラシに絡まない
UWANT M100のブラシはシリコン製でフラットなワイパー形状。
このブラシには今のところ毛や糸くずがカラムことは全く無い。
Raycop PRO2のコーム状のブラシは非常に強力に繊維を叩くが、その分ホコリや糸くずがすぐに絡みつく。
これを毎回取り除かなければいけないのが非常にストレスだ。
UWANT M100のブラシは何も絡まないから常に清潔なブラシで掃除をすることが出来る。
Raycop PRO2は毛や紐がブラシに絡んでそれをハサミでカットしたり、ついたホコリをしっかり掃除をする必要がある。
これはめちゃくちゃストレス。対してUWANT M100は不潔な部分に触れる必要がない。これが凄く良い。
UWANT M100の良いところ3:ブラシが本体端まである
本体の大きさが異なる両社だが、特にブラシの位置に大きな違いがある。
UWANT M100は本体端まで幅広くブラシが配置されている。
対して、Raycop PRO2は本体が大きくブラシ左右に余白が大きい。
Raycop PRO2の吸引部分は本体中央によっていることになる。
端っこは掃除をしてくれないということだ。
フローリングに敷いたラグマットなどを掃除する時は大きな問題にならないが、横に壁があるレイアウトでは非常に大きな問題となる。
我が家ではベッドを壁際に寄せている。
このようなレイアウトでは端っこの掃除は非常に困難だ。
Raycop PRO2は前方にも余白があり、さらに左右にも余白がある。
我が家のベッドの壁際はRaycop PRO2だとどう頑張っても掃除が出来ないという状況だ。
UWANT M100なら完璧に掃除ができるかというと、そういうわけでもない。
しかしRaycop PRO2に比べればより壁際まで掃除することが可能だ。
UWANT M100の良いところ4:水洗いが容易
上記の画像はRaycop PRO2のダストフィルターだ。
このフィルター部分は布の様な素材で編み込まれている。
正直この形状は水洗いしてもフィルターを完璧にキレイにするのは難しい。
対してUWANT M100はフィルターの役割をするスポンジは消耗品と割り切っており、フィルターをはめる部分はプラスチック製だ。
フィルタースポンジは定期的に交換、スポンジ装着部分のプラスチックはしっかり水洗いが可能。
内部のメンテナンスのし易さは明らかにUWANT M100に軍配があがる。
UWANT M100の良いところ5:割と音は静か
Raycop PRO2を一番最初に使い始めたときは「意外とうるさいな」という印象だった。
その後にUWANT M100を使う流れになったのだが、明らかにUWANT M100の方が駆動音は静かだった。
早朝や深夜にこの掃除をすることは無いのだが、音が静かであるにこしたことはない。
特に布団クリーナーを使う人はペットを飼っている可能性も考えられる。
騒音はペットに対して大きなストレスとなると思うので、当然駆動音は静かな方が良い。
音の静かさで選ぶのであればUWANT M100に軍配が上がる。
UWANT M100の悪いところ1:絡んだホコリは取りづらい
先にも触れたが、UWANT M100とRaycop PRO2ではブラシの設計思想が大きく異なる。
UWANT M100のブラシは優しく生地を叩く。
対してRaycop PRO2は硬いブラシで強力に生地を叩く
清掃機能を保ちつつ生地や繊維の保護を考えるのであればUWANT M100に軍配が上がる。
そんなことより繊維に絡んだ毛も繊維ごと取り除くと考えるのであればRaycop PRO2に軍配が上がる。
UWANT M100のブラシはシリコン製で恐らく繊維に非常に優しい。
しかしそれが仇となり、繊維に絡みついたホコリや毛を掻き出すことに関してはやや不利である。
まとめ
明らかに悪いところが少ないがUWANTさんに気を遣ってそのような表記にしているわけではない。
単純にRaycop PRO2と設計思想が異なるんだなという印象。ましてや価格差もほぼ2倍ある。
すると必然的にそれぞれ別々の比較をせざるを得ない。
布団クリーナーとしての最低限の機能はどちらも備えている。
その上で予算をどの程度持っているかによって選択肢がことなる。
繊維を力強く叩きしっかりホコリや毛を取り除くが値段が高いRaycop PRO2。ただし繊維へのダメージ大
清掃能力はそこそこだが値段が安いUWANT M100。繊維へのダメージは少ない
どちらが良いかというよりも、どちらが自分に合っているか?を考えて購入する方が良いだろう。
僕の場合は
タオルや衣類など繊維を傷めたくないものはUWANT M100、
ラグマットやベッド、掛け布団など繊維を傷めても気にしないものはRaycop PRO2
という形で使い分けている。
つまりどっちが優れているかというよりも「何が得意か?」という守備範囲の違いの様な気がする。








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