以前提供していただいたスマートウォッチFOSMET QS39。
当初スマートウォッチなんて別に必要無いという考えを持っていたが、着けたら意外と便利でQS39を提供してもらって以降常時身に付けるようになってしまった。
そんなFOSMETさんからQS39の後継機であるQS40が販売されるということで、今回もFOSMET QS40を提供いただくことができた。
FOSMET QS40自体は2024年6月6日発売で既にAmazon/楽天市場で販売されている。
なお2024年9月5日まで10%OFFクーポンを配布中だ。このクーポンはAmazonの2,000円OFF割引きと併用できる。
Amazon/公式サイトで使えるクーポンコードは【toronix40qs】
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執筆時点では併売している前機種QS39のレビューに関してはこちらから見て欲しい。
非常にコストパフォーマンスに優れたモデルとなっているのでFOSMET QS40との比較はぜひしてもらいたい。
目次
FOSMET QS40動画レビュー
FOSMET QS40のスペック
QS39 | QS40 | |
---|---|---|
ディスプレイ | IPS液晶 | AMOLED |
ディスプレイサイズ | 1.32インチ | 1.43インチ |
常時表示機能 | × | ○ |
下ボタンへの機能割り当て | × | ○ |
天気の表示 | 3日間 | 1週間 |
心拍データ | 現在値のみ表示 | 週ごとの傾向表示 |
防水性能 | IP67 | IP68 |
希望販売価格 | 7,400円 | 9,800円 |
その他細かいアップデートはあるが主な仕様の変更は上記のようになる。
またQS40は心拍数や歩数などは新しくCywee Motionアルゴリズムを採用しQS39より正確に計測できる様になっている。
ちなみにCywee Motionアルゴリズムがなんなのかは全く分からない。
性能はQS39から比べると明らかに上がっているが希望販売価格も約2,000円程度高くなってしまっている。
とはいえAmazonでは定期的にQS40もクーポンを配布しているので実質販売価格は7,800円前後だと予想される。
FOSMET QS40の詳細
価格が上がったからか箱に高級感が出るようになった。逆にこの箱のコストを削減して値段を下げた方が良かったのではないだろうか。
同梱物はQS39の時とほとんど変化無い。
QS40でも金属製バンドとシリコン製バンドの2種類が同梱されているのは非常にありがたい。
QS40では充電方法が変更された。画像左がQS39、右がQS40だ。
QS39では専用の土台(ケース)のようなものに装着する形だったが、QS40では背面の充電端子にMagSafeの様にくっつける形へ変更された。
このMagSafe様の充電方法は磁石の性能も非常に強く、くっついた状態でQS40を持ち上げることも可能だ。
注意点としては、装着方向が決まっているため逆に着けると上手くくっつかない。この点はMagSafeみたいに左右どちらも装着できたら良かった。
上のバンドがQS39に付属したバンドで、下がQS40に付属したバンドだ。
金属製バンドはQS39に比べてブラック感は薄れてシルバー感が強くなった。
そして留め具の部分に【FOSMET】のロゴが追加された。余計なアップデートだ。
またQS39の時にも指摘させてもらったが、時計メーカーではほぼ確実にある金属バンド留め具部分の微調整穴はQS40でも採用されていない。
この辺りは時計としての知見が多い時計メーカーの方が使い勝手を理解している。
QS40の金属バンドを付けたときの重量118.0g。
QS39の時は125.0gだったため約7gの軽量化だ。個人的に時計は軽ければ軽いだけ良いので軽量化はありがたい。
QS40にシリコンバンドを付けたときの重量は54.7gだ。QS39は60.9gなのでシリコンバンドを付けたときでも軽量化されている。
なおシリコンバンドの触感に微妙な変化があった。
どちらが好きというのは無い。QS39のシリコンバンドは少しグリップ感が強い。QS40のシリコンバンドはスベスベという感じだ。
QS39との比較
画像左がQS39で右がQS40だ。
QS39との比較をおこなっていきたいところだが、正直見た目だけであれば見分けがつかない。
FOSMET QS40はIPS液晶からAMOLEDへ変更されたため、ディスプレイが消灯しているとき周辺とディスプレイの境目が分かりづらくなっている。
M4 iPad ProがタンデムOLED搭載し黒が引き締まったという話と似ている。QS40も黒がしっかり黒として発色する。
ディスプレイサイズも約0.1インチ大きくなっているが肉眼ではほぼ分からない。
よく見ると、周辺の数字が書いてある盤面の幅が狭くなっている気はする。
(画像の黄色い破線が境目を示す)
実際の使用感においてはディスプレイの大型かに伴う恩恵は全く感じられない。
上がQS40で下がQS39なのだが、サイドボタンの変更もほぼ無いと言って良い。
ダイヤルにデザインが追加されたが、ダイヤルは360°無制限に回る仕様なのでラインを入れたところであまり意味無い気がするが一応デザイン変更が行われている。
QS39では側面にあったマイク穴だと思われる穴がQS40ではより背面側へ移動している。
今回は左がQS40、右がQS39だ。
充電端子の位置と形状が変わったこととセンサーと思わしき部分(LEDっぽい感じもある)がQS39が2ヶ所に対してQS40では4ヶ所搭載されている。
このように細かくしっかり見比べていくと細かい違いはあるものの、概ね見た目としてはほぼ一緒だ。
FOSMET QS40の良いところ
FOSMET QS39の後継機としてQS40が優れている点をいくつか挙げていきたいと思う。
QS39には無い機能や確実にQS39から進化している機能など使っていて感じたメリットを伝えていきたいと思う。
常時表示機能の追加
QS39の時から言っていたが今回のQS40では【常時表示機能】が搭載された。
アナログ表示とデジタル表示の2種類から選択できる。
待ち望んでいた常時表示機能だが直射日光下では視認できる程の輝度はない。
そして常時表示画面の輝度を調整することはできない。
待望の常時表示機能が搭載されたことは喜ばしいことだが、どうにも使い勝手が悪いようにも思える。
そして当然常時表示しておくとバッテリーの消費は早くなってしまう。
バッテリー持続時間と輝度はトレードオフだと思われるため快適に使用するための技術は少し難しいのかもしれない。
腕上げ点灯の反応速度向上
近位側に着けているのがQS40で遠位側に着けているのがQS39だ。
QS40の手首を上げて点灯の反応速度はQS39よりも向上しているように感じられる。
比較すると明らかにQS39よりも反応速度が速くなっていることが分かる。
また精度も上がっている印象を受ける。
ここはQS39からの順当進化と言えるだろう。
しかしQS40になっても未だ反応しないタイミングがあるので【反応精度】に関してはもう少しブラッシュアップをしてもらいたいところだ。
下ボタンへの機能割り当て
QS40から本体側面下側にあるボタンへ機能を割り当てられるようになった。いわゆるショートカットキーだ。
僕の場合はMusicのコントローラーを割り当てているが、その他にも様々な機能を割り当てることができる。
QS39の時にも言及したが、時計のデザインとしてウィジェットを配置して様々な機能へ簡単にアクセスできるようにして欲しかった。
QS40ではウィジェットこそ配置することはできないが、下ボタンへ機能を割り当てられるようになったので比較的簡単に好きな項目へアクセスできるようになった。
QS40の悪いところ
前提として筆者はQS40のスポーツ関連機能は全く使わない。
それを踏まえてQS40はQS39からの順当進化という印象で、各機能は確かに確実に進化している。
しかし革新的な何かがあるというわけでもない。
次は気になった点を挙げていきたいと思う。
QS39に比べ価格が上がった
執筆時点でのAmazon実売価格は9,890円。2,000円OFFクーポンが配布されているため実質7,890円だ。
動画では『コスパが悪くなっている』と言ったが実際はそこまででも無いかもしれない。
QS39の実売価格は7,400円。1,000円OFFクーポンは常時配っているようなものだから実質6,400円だ。
そこから、約1,000円程度の値上げでAMOLED化などを考えると頑張ってくれた方なのかもしれない。
なお2024年9月5日までは2,000円OFFの7,890円から更に10%OFFされるクーポンを配布中だ。実質7,100円前後で購入できる。
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常時表示画面の輝度調整は不可
QS40の目玉進化とも言える常時表示機能。この機能の搭載はとても評価できる。
前述したが常時表示されているが直射日光下では視認できない。もう少し輝度が欲しい。
輝度調整ができると非常に良かったが、公式からの回答では「バッテリー駆動時間の関係上調整はできません」とのことだった。
確かにバッテリー持続時間は常時表機能を使っているとQS39に比べると2/3程度まで減少している印象だ。
バッテリー駆動時間と輝度向上による視認性はトレードオフだろう。この部分の実現は難しいのかもしれない。
スムーズスクロールがやりづらい
QS40はメニューのスクロール方法が変更された。
QS39の時はリボルバーの様に1段1段分けられたようなスクロール方式だが、QS40ではスムーズスクロールになっている。
このスムーズスクロールが厄介で、目的の項目を通り過ぎてしまう。
相対的にタッチ感度が悪い印象になってしまっている。
これはQS39の操作感の方が圧倒的に優れている。このスムーズスクロールはやめて欲しい。
まとめ
QS40はQS39からの順当進化と言えて、細かいアップデートが施されている。
当初聞いた時点では10,000円前後という話で聞いていたが、実売は9,800円。
常時2,000円OFFクーポンが配布されていると考え実質7,800円であればコスパはそこまで悪くなっていないかもしれない。
QS39は執筆時点で約6,400円で購入することができる。
対してQS40は実質7,800円。差額は1,400円だが、この程度であれば新型のQS40の購入も充分候補に入ってくるだろう。
重ね重ね言う形になるが、動画ではコスパが悪くなっていると言っている。
しかしよくよく考えるとそこまで価格差があるわけでは無いので、QS40もコスパとしては問題無さそうに思える。
ただし割引きありきでの比較になる。仮に割引きが全く無い艇か9,800円だとしたら、少しコスパは悪いような印象を覚える。
またQS39の時のような「この価格でこれだけできるのか?!」という感動はQS40では覚えなかった。
スポーツ関連機能は全く使っていないので、スポーツをよくされる場合はCywee Motionアルゴリズムでより正確に計測されるQS40一択になるだろう。
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