2026年8月末にSOUNDPEATSから新しいイヤホンが発売された。
それがAir6 Proだ。
以前僕もレビューさせてもらったAir5 Proの後継機にあたるワイヤレスイヤホンだ。
この度、Air5 Proに続きAir6 Proのレビューをさせてもらう機会をいただけた。
相変わらずコストパフォーマンスが高いイヤホンを発売しているSOUNDPEATSだが、今回のAir6 ProはAir5 Proから約2,000円ほど値上げしている。
先に結論を言うと「値上げなんて気にしなくていい進化をしているし、今買うなら間違いなくAir6 Pro」と言える。
SONY WF-1000XM5を使っているが、もう高級イヤホンはいらない。
完成されたAir6 Proで十分だ。
とはいえ欠点がないわけではない。欠点も含め一気に完成度が上がったAir6 Proを徹底レビューしていく。
・割引率:さらに10%OFF
・有効期間: 9/4 – 9/28
目次
ただのマイナーチェンジではない大幅アップデート
SOUNDPEATS Air6 Proはただ単に5→6へとナンバリングが上がっただけのアップデートではないと感じている。
以前のレビューでも言っているが、僕は細かい音質は分からないしこだわっていない。
そんな僕でもAir5 Proと比較すると、明らかにAir6 Proの方が音の解像感が上がっているように感じる。
Air5 Proは「1枚レイヤーがあって音の輪郭がボケている」感じ。
Air6 Proは「そのレイヤーがなくなり、各音の輪郭がハッキリしている」感じ。
メチャメチャ感覚的な話だ。
Air5 Proも決して音が悪いわけではない。ただ、Air6 Proと比較するとそんな感覚に聞こえる。
Air6 Proは再設計されているレベル
SOUNDPEATS Air6 Proをレビューするにあたり、他の人のレビューも参考にさせてもらっている。
多くのレビュワーが
・装着感はAir5 Proから大きな変化はない。
・イヤホンの形状もAir5 Proとほぼ同じ。
という話をしている。
僕はその意見に真っ向から対立する。明らかにAir6 Proの装着感は変わっているし、イヤホンの形状もAir5 Proから「大きく」変化している。
「イヤホンの形状はほとんど同じ」だと?ふざけるな。もはや再設計したと言ってもいいレベルで形状が変わっている。
SOUNDPEATS Air6 Proは、イヤーピースがAir5 Proよりしっかり奥に入るような装着感。
なぜそのような感覚を覚えたのか?イヤホンを観察するその答えが見えてきた。下記の画像を見て欲しい。
左右にスライドして形状を比較できます
これはイヤホンを上から見た図だ。
イヤホンの形状はほとんど変わっていない?そんなことはない。むしろ「大きく変わった」と言ってもいい。
Air6 Proは“耳に装着されたイヤホン”を再設計している
左右にスライドして形状を比較できます
Air5 ProからAir6 Proへのイヤホンの形状変化は、SOUNDPEATSの音響エンジニアのこだわりを強く感じる。
パッと見の印象でイヤーピースが外耳道にしっかりフィットしそうな形状をしていると感じた。
詳細を伏せた上でChatGPTに2枚の写真を送り「どちらが第1世代でどちらが第2世代だと推測できるか?」と質問したところ
Air6 Proの写真が第2世代/人間工学的に進化した設計と推測できる。
外耳道へ向かうノズルと、耳甲介の中に収まるシェルを別々に考えて形状最適化した痕跡がかなり強く見える。
ノズルを外耳道に自然に向け、その位置に合わせてシェルを形成している。
「本来の音を毎回同じ状態で聴かせる形」として設計している。
Air6 ProのイヤホンはAir5 Proに比べると、大きくくびれを作ったり丸みを帯びたりした形状になっている。
メチャメチャ細かい改良だ。絶対SOUNDPEATSの音響エンジニアがこだわりを持って改良しているはずだ。
この改良によってユーザー毎に異なる装着感を極力均一化し、「SOUNDPEATSが想定する音をどんな耳の形状でもできる限り再現する」という設計思想な気がする。(知らんけど)
これで「形状はAir5 Proとほとんど変わってない」と言っているレビュワーは「外観デザインしか見ていない」と評価せざるを得ない。
見た目のデザインは似ている。しかし装着状態を決める“機能形状”はかなり変わっている。
この変更が装着感を大幅に上げているし、音の視聴体験もAir5 Proから大幅に変わっている。
SOUNDPEATS Air6 Proの詳細
Air5 Proに比べるとAir6 Proはスペック面でも大幅にアップデートが施されている。
とはいえスペックを並べてもありがたみもないし、「で?」という感じになるから無視していいレベル。
| SOUNDPEATS Air5 Pro |
SOUNDPEATS Air6 Pro |
|
|---|---|---|
| 価格 | 9,980円 | 12,380円 |
| Bluetooth | Bluetooth 5.4 | Bluetooth 6.0 |
| ドライバー |
10mm PU+PEEK複合振動板 |
11mm PU+PMI複合振動板 |
| 対応コーデック |
SBC / AAC / LDAC aptX Adaptive / aptX Lossless |
SBC / AAC / LC3 / LDAC aptX / aptX Adaptive / aptX Lossless |
| ハイレゾワイヤレス | 対応 | |
| Snapdragon Sound | 対応 | |
| Dolby Audio | 非対応 | 対応 |
| ノイズキャンセリング |
Adaptive ANC 最大55dB |
Adaptive ANC 最大58dB |
| 内蔵マイク |
片側3基 計6基 |
片側4基 計8基 |
| 再生時間 |
約7.5時間 ケース併用:約37時間 |
約12時間 ケース併用:約52時間 |
| 急速充電 |
10分充電 約2時間再生 |
10分充電 約4時間再生 |
| ワイヤレス充電 | 非対応 | 対応 |
| 装着検知 | 非対応 | 対応 |
| マルチポイント | 対応 | |
| 防水性能 | IPX5 | |
※価格・仕様は記事執筆時点のSOUNDPEATS公式情報をもとに記載。
ガジェマガのトーマスさん!遂にSOUNDPEATS Air6 Proがワイヤレス充電に対応したぞ!!
イヤーピースはデフォルトで5種類付属しているので、自分にフィットするイヤーピースを見つけることはできるだろう。
Air6 ProとAir5 Proの比較
Air5 ProとAir6 Proの外観的な比較をしていく。
イヤホン自体の違いは先程掲載したとおり大きく変わっている。
その他細かい違いを見ていこう。
ケースの開口部が改善。ホールド性が向上。
早速誰も紹介していない超細かい違いを紹介する。
Air5 ProとAir6 Proではケースの開口部に変更が加えられている。
しかもAir5 Proで「Hear the difference」と書かれている斜めの切り欠きが、Air6 Proではなくなっている。
これによってAir6 Proはケースの開閉が大きく改善している。
Air5 Proでは「ケース開閉のUIはマジで嫌い」と酷評したが劇的に改善している。
たった数mmの斜めの切り欠きがなくなっただけ。たった数mmケース下部の幅が増えただけ。
この「たった数mm」のお陰でケースのホールド性が向上して非常に持ちやすくなっている。
Air5 Proのケースから比べると大きく改善しているので非常に良い部分ではあるが、さらにもう少し持ちやすくなってくれると尚良い。
Air6 Proは各所に細かい変更を加えている
イヤーピースを外してケースにおさめた状態での重量は若干Air6 Proの方が重くなっている。
とはいえ、イヤホン自体はAir5 ProからAir6 Proで小型化されており0.2gではあるが軽量化もされている。
その上でケースに収めた状態で重くなっているのは、やはり無線充電による重量増が大きいと推測される。
劇的にケースの重量が増えているわけでもなく持ち運びが困難になるわけでもないので無視していい。逆に無線充電を実装して3gしか増加しなかったのは褒めていいレベル。
イヤホンは耳に装着する部分だけでなく、全体の長さも変更が加えられている。
Air5 Proに比べると若干短くなっている。これが0.2g軽量化されている要因だろう。
ただここも装着感には直接影響しないので無視していい。むしろ小型軽量化されているのにバッテリ持続時間は改善されていることに驚く。
Air6 Proと各種イヤホンのマイク音質比較
Air6 Proは内蔵マイクもAir5 Proの片側3機から片側4機にアップデートされている。
以前検証した各種イヤホンとの比較をしていく。
【SOUNDPEATS Air6 Pro 無音環境】
【SOUNDPEATS Air5 Pro 無音環境】
【SOUNDPEATS UU2イヤーカフ 無音環境】
【SONY WF-1000XM5 無音環境】
【Liberty 4 NC 無音環境】
【SOUNDPEATS Air6 Pro 騒音環境】
【SOUNDPEATS Air5 Pro 騒音環境】
【SOUNDPEATS UU2イヤーカフ 騒音環境】
【SONY WF-1000XM5 騒音環境】
【Liberty 4 NC 騒音環境】
Air6 Proの無音環境におけるマイクは大きく改善していた。
Air5 Proがインカムのような音声だったのに対して、自然な音声に仕上がりつつある印象だ。
なんなら、高級イヤホンで知られるSONY WF-1000XM5よりも音質的には好みだ。
騒音環境下でのノイズ耐性もAir5 Proに比べると大きく改善しているのが分かる。
Air6 Proの良いところ
具体的に変わったポイントを紹介してきたが、実際に使って体感レベルでどの様に変わったか。
Air6 Proの良いところをいくつか挙げていきたいと思う。
Air6 Proで遂に無線充電に対応(どうだトーマス!)
ガジェマガを運営しているトーマスさんは、AnkerのSoundcoreシリーズを使っている。(たぶん)
1万円以下でほぼ全部入りで、トーマスさんは無線充電に対応していないとダメなタイプの人。(たぶん)
SOUNDPEATS Air5 Proまではトーマスさんにオススメはできなかった。
機能と価格は十分なのに、あの人の必須機能である無線充電が搭載されていなかったからだ。
しかし今回は違う。実売価格9,980円(セール時)で必要十分な機能、そして待望の無線充電を搭載。
今回はトーマスさんにオススメするための唯一の弱点だと思われていた足りない機能をしっかり搭載してきた。
個人的には無線充電器を持っていないのでどうでもいいのだが。
Dolby Audioに対応!空間オーディオは想像以上
そもそもAir6 ProはAir5 Proからイヤホンの形状が大きくアップデートされて、音の聞こえ方が大きく改善している。
さらにAir6 ProからDolby Audio(空間オーディオ)に対応した。
Dolby Audioではないが空間オーディオはSOUNDPEATS UU2イヤーカフで経験済みだ。
UU2イヤーカフも空間オーディオは常時オンにしていて空間オーディオの良さは実感していた。
Air6 Proではイヤホン側で無理やり広げただけの『なんちゃって空間オーディオ』ではなく、
映画館などでも採用されている立体音響の世界標準規格『Dolby Atmos』に正式対応している。
イヤホンの形状変更とDolby Audioの相乗効果によって視聴体験は劇的に向上している。
装着感を変えずに聞こえ方だけを大幅改善
最初に伝えたが、Air5 ProからAir6 Proへは、単なる数字以上のアップデートが加えられている。
特にイヤホンの形状変更は、この小さな筐体を思い切って変更している点は大きな変更だと言える。
とはいえこのイヤホンの形状変更は装着感を犠牲にしてはいない。
音の聞こえ方だけを大幅に改善して装着感は大きく変わらない様にしている。(たぶん)
Air6 Proの悪いところ
SOUNDPEATS Air6 ProはAir5 Proと比べると確実に進化している。
とはいえ完璧かというとそういうわけではない。いくつか気になる点はある。
いいところばかり伝えても仕方ないので、気になった点もちゃんと伝えておく。
バッテリー保ちは少し惜しい
Air5 Proの世代でも言及したのだが、Air6 Proもバッテリー保ちは決して良いとは言い難い。
スペック上ではバッテリー保ちは改善されてて、連続再生時間は12時間となっている。
ただしこれはAACコーデック、ANC OFFという状態だ。
これは恐らく嘘ではないと思う。
ただ僕の実使用の環境(ANC ON、Dolby Audio ON、Game Mode ON)ではおよそ4時間でバッテリーローのアラートが出てきた。
Air5 Proの時も言及したが、僕は3時間〜4時間の移動は普通にあり得る範囲。

SONY WF-1000X M5なら移動中に充電が必要になることはない。
もちろん価格帯が違うから比較するのは酷ではある。
あと1時間でいい。
ANC ON/Dolby Audio ON/Game Mode ONの状態であと1時間バッテリ持続時間を長くして欲しい…。
この点だけが唯一と言ってもいい、トーマスさんにオススメするときにボトルネックになる機能だ。
モード切替に余計なステップが1つ入る
Air6 Proはイヤホンをタッチすることで、ANC→外音取り込みのモード→ノーマルモード切替ができる。
これはAir5 Proから変わっていない。悪い意味で変わっていない。
ノーマルモードがいらない。【ANC↔外音取り込み】この2モードの行き来だけでいいんだ。
もしSOUNDPEATSとしてノーマルモードが必須だと考えているのであれば、
ジェスチャーにANC ONと外音取り込みのモードのショートカットを追加してくれ。
全く使わない「ノーマルモード」を経由されるのはストレスでしかない。
普段からノーマルモードを使う人もいるかもしれない。
だから、各モードを一発で呼び出せるジェスチャーを登録出来れば解決するんだ。
まとめ:Air6 Proは最高傑作かも?
イヤホンの形状による聞こえ方、ドライバーの改善による音質の向上。
Air6 Proは音の聞こえ方を大きく改善してきている。
このイヤホンが1万円ちょっとで買えてしまう。価格設定がバグっている。
価格設定がバグっているくせに機能はほぼ全部もりだから細かい所に目が行ってしまう。
この価格でこの機能を考えたら、バッテリーの保ちなんてメチャメチャ良い方だろう。
ANCが強いから当然ONにしたい。
Game Modeも低遅延で良いからONにしたい。
Dolby Audioの視聴体験も最高だからONにしたい。
全部をONにすると4時間ほどしかバッテリーが保たない。
いや、普通なら4時間でも十分だろう。でもあと1時間。あと1時間だけ延ばしてほしい。
それ以外は文句の付け所がほぼない。
5→6に1つ数字が上がっただけのアップデートではないアップデートがこのAir6 Proには詰め込まれている。
・割引率:さらに10%OFF
・有効期間: 9/4 – 9/28










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