EOS R5とEOS R5 Cの手ブレ補正を比較 EOS R5Cへの乗り換えを検討 その2

この記事は現在使っているEOS R5からEOS R5 Cへの乗り換えを検討する前回の記事の続きだ。

今回はEOS R5からEOS R5 Cへ乗り換えることで失われる【手ブレ補正】について深掘りしていきたいと思う。

実際にEOS R5 Cを触る機会を得たので【手ブレ補正性能】をメインに比較していきたいと思う。

EOS R5の熱暴走はやはり耐えられなかった。EOS R5 Cへの乗り換えを検討 その1

2022年11月3日
杉本です。TwitterYouTubeやってます。

手ブレ補正の比較環境の詳細

EOSR5-R5C比較レンズ一覧

EOS R5のボディ内手ブレ補正+レンズ内手ブレ補正の協調制御を行った場合。
EOS R5 Cの電子手ブレ補正をOFFにした状態でレンズ内手ブレ補正使った場合。
EOS R5 Cの電子手ブレ補正をONにした状態でレンズ内手ブレ補正と協調制御を行った場合。

手ブレ補正として比較が必要なパターンは以上だ。

なお、EOS R5のボディ内手ブレ補正は単体でOFFにすることができないため、EOS R5のボディ内手ブレ補正はOFF/レンズ内手ブレ補正はONというパターンの検証はできない。

また今回使用するレンズは次の3本。

  • RF15-35mm F2.8 L IS USM
  • RF28-70mm F2 L USM
  • RF70-200mm F2.8 L IS USM

今回比較するレンズでIS付きのレンズは2本。28-70mm F2 Lのレンズは唯一レンズ内にISが付いていないレンズだ。

RF28-70mm F2 L USMのワイド端/テレ端でEOS R5 Cの電子手ブレ補正がどの程度協調してくれるのか見物だ。

ちなみにEOS R5と今回比較するレンズによる協調制御で入る手ブレ補正効果は下記の通り。

手ブレ補正段数(CIPA基準)
RF15-35mm F2.8 L IS USM 7.0
RF28-70mm F2 L USM 8.0
RF70-200mm F2.8 L IS USM 7.5

各レンズで手ブレ補正比較

それではEOS R5とEOS R5 Cに各レンズを装着してISの比較をしていこうと思う。
なお、今回全てのレンズがズームレンズとなっているため、基本的にワイド端/テレ端の比較をしていく予定だ。

焦点距離が被っているところもあるが、手ブレ補正段数が各レンズで違うためEOS R5を使用したときの補整段数による違いも分かると思う。

またRF70-200mm F2.8 L IS USMを除いて、立ち撮りと歩き撮りの両方を行う。
今回は全て手持ち撮影を想定しているためレンズ内手ブレ補正をOFFにしてEOS R5 Cの電子手ブレ補正をONにする状態の比較は行わない。

レンズISをOFFにしてボディISだけをONにするメリットが現時点では見当たらない。もし今後必要な場面が出てきたらその時に合わせて比較する。

RF15-35mm F2.8 L IS USMでの手ブレ補正比較

EOSR5-R5C-IS-Compare-RF15-35mm-F28-L-IS-USM-img02

まず広角レンズのRF15-35mm F2.8 L IS USMで比較をしていく。このRF15-35mm F2.8 L IS USMとEOS R5を組み合わせた際の“コンニャク現象”がヒドいものでまともに見られた映像では無いものが上がってくることが予想される。

パターンとしては

  1. EOS R5 IBIS ON+レンズIS ON
  2. EOR R5 C EIS OFF+レンズIS ON
  3. EOR R5 C EIS ON+レンズIS ON

※IBIS=ボディ内手ブレ補正。EIS=電子手ブレ補正。

それでは実際にテスト比較した手ブレ補正動画を見て欲しい。

EOS R5とEOS R5 C + RF15-35mm F2.8 L IS USM 焦点距離15mmでの手ブレ補正テスト。

EOS R5とEOS R5 C + RF15-35mm F2.8 L IS USM 焦点距離35mmでの手ブレ補正テスト。

RF28-70mm F2 L USMでの手ブレ補正比較

EOSR5-R5C-IS-Compare-RF28-70mm-F2-L-USM-img03

今回の比較で唯一レンズ内手ブレ補正が搭載されていない。EOS R5のボディ内手ブレ補正とEOS R5 Cの電子手ブレ補正。純粋なボディの手ブレ補正性能の比較となる。

パターンとしては

  1. EOS R5 IBIS ON+レンズ
  2. EOR R5 C EIS ON+レンズ

※IBIS=ボディ内手ブレ補正。EIS=電子手ブレ補正。

それでは実際にテスト比較した手ブレ補正動画を見て欲しい。

EOS R5とEOS R5 C + RF28-70mm F2 L USM 焦点距離28mmでの手ブレ補正テスト。

EOS R5とEOS R5 C + RF28-70mm F2 L USM 焦点距離70mmでの手ブレ補正テスト。

RF70-200mm F2.8 L IS USMでの手ブレ補正比較

EOSR5-R5C-IS-Compare-RF70-200mm-F28-L-IS-USM-img04

このRF70-200mm F2.8 L IS USMの望遠レンズでは歩き撮りをすることはまず無いと予想されるため、手持ちの立ち撮りだけの検証を行っている。

パターンとしては

  1. EOS R5 IBIS ON+レンズIS ON
  2. EOR R5 C EIS OFF+レンズIS ON
  3. EOR R5 C EIS ON+レンズIS ON

※IBIS=ボディ内手ブレ補正。EIS=電子手ブレ補正。

それでは実際にテスト比較した手ブレ補正動画を見て欲しい。

EOS R5とEOS R5 C + RF70-200mm F2.8 L IS USM 焦点距離70mmでの手ブレ補正テスト。

EOS R5とEOS R5 C + RF70-200mm F2.8 L IS USM 焦点距離200mmでの手ブレ補正テスト。

手ブレ補正補正比較の感想

まずRF15-35mm F2.8 L IS USMだ。
今回のテストでは広角端15mmと望遠端35mm、動画には入れていないが自撮りに丁度良い広角の20mmの3パターンで撮影している。
(動画は長くなりすぎる関係上20mmのテストは掲載していない)

広角端15mmと望遠端35mmは動画で見てもらったそのまままだ。
画角が広い分四隅のブレがやはり気になってしまう。しかしEOS R5で問題視されていたコンニャク現象は解消されていた。

コンニャク現象が発生した動画は見るに堪えないものになり、視聴者からも『酔う』という話も出る場合がある。コンニャク現象はないに超したことはない。

15mmの時も35mmの時も歩き撮りをする際にはしっかりと腰を落としてブレない様に意識して撮影する必要がありそうだった。

次にRF28-70mm F2 L USMだ。
これは今回検証するレンズの中で唯一レンズ内手ブレ補正が無いレンズだ。

RF28-70mm F2 L USMは広角側では歩いて撮ったり、望遠側では立ち止まって撮ったり色々な用途で用いられることが多い。(個人的に)

28mmでもかなり気を付ければ歩き撮りもできなくはなさそうだと思う。思ったより電子手ブレ補正が優秀で驚いた。
しかもRF15-35mm F2.8 L IS USMで15mmの焦点距離で撮影したときよりも手ブレが目立ちにくい印象だ。

若干望遠気味の焦点距離の方がしっかり電子手ブレ補正が機能してくれている印象だ。

70mmの歩き撮りははっきり言って使えたものではない。ただ70mmで歩きながら撮影することはまず無いから問題ない。
しかし立ち止まった状態で70mmの撮影は驚く程泊まってくれる。

立ち止まり、動く被写体を追うのであれば電子手ブレ補正だけになるRF28-70mm F2 L USMでも十分撮影可能とということが分かった。これは朗報だ。

最後にRF70-200mm F2.8 L IS USMだ。
個人的にはこのレンズにおいてレンズ内手ブレ補正だけでどれくらい止まってくれるかが一番気になっていた。

というのもディズニーランド エレクトリカルパレードを8K RAW撮影しているのだが、EOS R5 Cは8K RAW撮影時に電子手ブレ補正をONにすることができない。
(mp4撮影の場合はONにすることが可能)

謎に変なこだわりがありディズニーランドに行ったとき、エレクトリカルパレードの撮影は8K RAWで毎回撮影している。

結論を言うと、凄く良い。
RF70-200mm F2.8 L IS USMのレンズ内手ブレ補正だけで十分止まってくれる。

現在EOS R5で撮影済みのYouTubeにアップしているエレクトリカルパレードの動画をほぼ遜色無い手ブレ補正を実現しているという印象を持てた。
これなら電子手ブレ補正をONにしなくても運用が可能だ。

EOS R5 + RF70-200mm F2.8 L IS USMで撮影した8K RAWのエレクトリカルパレード。

バカだと思われるかもしれないが、EOS R5からEOS R5 Cへの乗り換えを躊躇していた理由の一つに、このエレクトリカルパレードの8K RAW撮影が出来なくなってしまうのではないか?という不安があったからだ。

乗り換えどうする?

最大の懸念点であった、RF70-200mm F2.8 L IS USMで撮影したときの手ブレ補正の不安が解消された。

また、現実的な運用だと4K撮影になる。しかも納品はフルHDだ。

そう考えると電子手ブレ補正をONにして1.1倍のクロップ率だったとしても、業務上は全く問題無いと考えている。

つまり、
乗り換える価値有り
ということだ。

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