【購入レビュー】Blackmagic VideoAssist 5” 12G HDRレビュー

放送用機材を安価に販売することで有名なBlackmagic Design社
そこから2019年9月に販売開始されたVideoAssist 12G HDR

こちらを購入したのでレビューしていきたいと思います。
今回購入したのは5インチ版の方で7インチ版ではありません。

ちなみに僕は同様のクラスのモニターとしてATOMOS NINJA Vも同時に所持しています。

NINJA Vとの違いについても少し語れればと思っております。

ATOMOS NINJA V購入半年レビュー

2019年7月13日

ATOMOS NINJA V購入ファーストレビュー

2018年12月12日

かなり長いので興味ある所に飛ばれた方が良いかと思います。

VideoAssist 12G HDRとは?

2019年9月にBlackmagic Design社が販売した外付けモニターになります。

ラインナップとしては5インチ版と7インチ版の2種類があります。
今回購入したのは5インチ版の方になります。

外観

【正面】

【背面】

【右側面】

【左側面】

【上面】

【底面】

前世代との違いは?

2019年9月にこのBlackmagick Video Assist 12G HDRが新発売されましたが
現在も一世代前のBlackmagick Video Assistは併売されております。

旧モデルと新モデルの違いを少しみていきたいと思います。
旧世代は持っていませんのでスペック表での比較です。

Video Assistとの比較

それぞれの主な仕様の比較表になります。

Video Assist Video Assist 12G HDR
モニターサイズ 5インチ 5インチ
モニター解像度 1920×1080 1920×1080
収録フォーマット 1080p 60fpsまで 4K DCI 25fpsまで
輝度 表記無し 2500nits
スピーカー 非搭載 搭載(モノラル)
バッテリー LP-E6 NP-F
インターフェース Mini-USB 2.0(アップデート用) USB-C 3.1(SSD収録可能)
タリーランプ 非搭載 搭載

大きく変わった部分は赤文字にしています。

前モデルと特に違う点

収録フォーマットが増えた

以前までのVideo Assistでは7インチ版のBlackmagick Video Assist 4Kでなければ4Kを収録することが出来ませんでした。

しかし今回のモデルから5インチ版の小さい方でも4K 60fpsを収録することができる様になりました。

7インチだと大きくて手持ちのカメラに接続するには大きすぎますが
5インチだと多少小さくなってGH5などのミラーレスへ接続もやりやすくなりました。

バッテリー規格の変更

今回のVideo AssistからSONYのNP-Fバッテリーを使用する様になりました。

今まではキャノンのLP-E6系のバッテリーでしたがSONYのNP-Fバッテリーに変更になりました。

SONYのNP-Fバッテリーに変更されたことで、より大容量のバッテリーを接続することができる様になり、稼働時間を長くすることができる様になりました。

ただ、大容量のNP-Fバッテリーを接続するとその分重量も増してしまうのでなんとも言えません。

NP-F970で安心して使用できる
連続使用可能時間は約2時間半でした。

接続はGH5Sで、Video Assistでも収録しながら。
HDMIのスルーアウトは行っていない状態です。

SSDに収録可能

ATOMOS NINJA V同様にSSDを接続することで直接SSDに収録することができる様になりました。

ATOMOS NINJA VはSSDを装着する前提で設計されていますが
Blackmagick Video Assist 12G HDRは基本的にSDカード収録で
USB-C 3.1 Gen.1で接続したSSDにも収録出来るという様に二つの選択肢が用意されています。

個人的にはSSDの方が書き込み速度も速くSDカードよりも安価で大容量なのでSSD収録の方が嬉しいです。

ATOMOS NINJA Vとの比較

今回ご紹介するBlackmagick Video Assistのおよそ1年ほど前に販売されているATOMOS NINJA Vが対抗機種となると思います。

僕はATOMOS NINJA Vを去年購入しており、あえて今回はBlackmagick Video Assist 12G HDRを買いました。

NINJA Vをもう一つ買うことも考えたのですがBlackmagick Video Assist 12G HDRにしかない機能を重視して、今回はBlackmagick Video Assist 12G HDRを選びました。

ATOMOS NINJA V購入半年レビュー

2019年7月13日

ATOMOS NINJA V購入ファーストレビュー

2018年12月12日

外観比較

【正面】

【左側面】

【背面】

Blackmagick Video Assist 12G HDRが優れている点

ATOMOS NINJA Vと比較してこのBlackmagick Video Assist 12G HDRが優れている点を上げていきたいと思います。
 
あくまで機能の有る無し、僕の使い方ベースで考えて。
という前提になりますので予めご了承ください。

バッテリーが2個搭載可能

僕が2つ目のATOMOS NINJA Vを買わないに至った決め手がこれです。

残念ながらATOMOS NINJA Vバッテリーの持ちが悪いです。

*2020/03/17追記
NP-F970を使用しての連続使用可能時間はNINJA VもVideo Assist 12G HDRもそこまで変わりませんでした。
どちらも約2時間半程度を目安にしていただけると良いと思います。

セミナー撮影のバックアップ用として使いますので、長時間録画をGH5Sで行います。

今までも、GH5Sはバッテリー残ってるけどATOMOS NINJA Vはバッテリーが切れるということが多発していました。

今のところこれがおこっても大事に至っていませんがやはり収録中は常にバックアップは取っておきたい。

なので、バッテリーを2個搭載できるBlackmagick Video Assist 12G HDRを選びました。
 

バッテリースロット1/2の両方にバッテリーが刺さっていれば容量の少ない方から消費していくという頭が良い機能も備えております。

更に僕が感動したのは
誤って使用中のバッテリーを抜いてしまっても
もう片方のスロットにバッテリーが刺さっていれば

モニターの電源は落ちない

ということ

具体的に説明すると
バッテリーは2つ刺さった状態
現在使用中のバッテリーはスロット1
 
そしてその状態で何らかの拍子に
バッテリースロット1のバッテリーが抜けた

しかしBlackmagick Video Assist 12G HDRはすぐさまスロット2のバッテリーに切り替えてモニターの電源を落とすこと無く起動し続ける。

ということです。
この機能は本当に感動しました。

これで本当に不測の事態でバッテリーが使えなくなったとしても
とりあえず二つバッテリーを刺しておけば収録は続けてくれる。
ということ。

SDカードに収録可能

書き込み速度も容量も容量辺りの値段もSSDの方が安いので
今後はSSDを主流に使っていきたいと思っていますが
選択肢としてSDカードへの収録が残されているのは地味にありがたいと思いました。

まぁ、基本はSSDへの書き込みですが。

加速度センサー搭載

Blackmagick Video Assist 12G HDRは本体の上下を選びません。

ATOMOS NINJA Vの場合、画面の180°回転は設定の階層を掘っていかないと辿り着かないのですが
Blackmagick Video Assist 12G HDRは加速度センサーを内蔵しているので本体を回転させるだけで画面全体が180°回転してくれます。

HDMIやSDI端子の向きをどうしても変える必要がある場合は簡単に上下を反転させることができるので非常に便利です。

ファンの音が小さい

これはあくまでATOMOS NINJA Vに比べてという話になりますが、Blackmagick Video Assist 12G HDRの方が冷却ファンの音は小さいです。

どちらも回っているのは確かに分かるのですが、ATOMOS NINJA Vの場合明らかにファン自体の回転音が大きくなっています。

対してBlackmagick Video Assist 12G HDRの方は、通気口から出る空気の風切り音くらいで、ファン自体の回転音はそれほど気になりません。

もちろん、マイクが近い場合はどちらも音声は拾ってしまうと思いますのでそこは注意が必要だと思いますが。

また併せて、Blackmagick Video Assist 12G HDRの方が熱を持ちづらい様な印象を受けました。

実際に使い終わった後のディスプレイの熱さはATOMOS NINJA Vの方が気になるレベルです。

そのままバッグの中にしまうのは憚られるレベルですが、Blackmagick Video Assist 12G HDRなら、まぁギリギリそのまましまっても大丈夫か。

と思えるレベルです。
もちろん安全を考えるとどちらもしっかり冷やしてから収納した方が良いですが。

ATOMOS NINJA Vが優れている点

対してATOMOS NINJA Vが優れている点も当然いくつかあります。

SSDをビルトインできる

ATOMOS NINJA Vの場合、SSDをマスターキャディに入れてNINJA Vの背面に直接差し込む設計となっています。

こうすることで実用の段階になってもスマートにSSDとNINJA Vを接続することが出来ます。

しかしBlackmagick Video Assist 12G HDRはあくまでUSB-C 3.1で接続する形になります。

ATOMOS NINJA Vみたいにビルトインでは無いので、別途SSDを設置させる必要があります。

例えばSmallRigが販売されているSmallRig外部SSD用汎用ホルダー2343です。

photo via SmallRig

こういったアダプターや或いはマジックテープなどでUSBが抜けないようにSSDをどこかに固定する必要があるのが少し面倒くさい所です。

画面が大きい

Blackmagick Video Assist 12G HDRの画面サイズは5インチ。
対して、ATOMOS NINJA Vは5.2インチ。

0.2インチの差でしか無いですが、地味にこの0.2インチの差は並べてみると大きい感じがします。

筐体が薄く軽い

恐らくSDI端子やSDカードスロットの関係だと思いますが、Blackmagick Video Assist 12G HDRの方が若干分厚く、重量も微妙に重く感じます。

三脚に立てて使う分には何も問題ありませんが
GH5Sなどの一眼カメラの外部モニターとして使う場合は少し気になるかもしれません。

ズバリ良い所・悪い所

今回もしっかり使ってみての正直な良い所悪い所を忖度無しで書いていきたいと思います。
また,主にATOMOS NINJA Vを比較対象として優劣も付けていきたいと思います。

悪い所

EOS Rとの相性が少し悪い

これは僕の環境だけかもしれませんが
EOS Rの外部モニターとして使う場合は画面表示されなかったり
表示されても変な色味になったりと少し使い勝手が悪いです。

EOS C300だとBlackmagic RAWを収録出来るので
EOS機には最適化されてるのかと思いきや
EOS RだとHDMIで接続すると挙動が非常に不安定です。

色味が少し緑

ATOMOS NINJA Vに比べてですが
若干緑がかった色味になる様な印象です。

ただこれはカメラ側のHDMI出力の問題なのか
Blackmagick Video Assist 12G HDR側の表示仕様なのかが分かりかねる所なのでなんとも言えません。

ただ、これはBlackmagick Video Assist 12G HDRの画面上で緑っぽく表示されるだけで

実際の収録映像の色味はATOMOS NINJA VBlackmagick Video Assist 12G HDRも変わりありませんでした。

それはそれで変な色味で録画されなくて良いのですが
モニター表示の時点で緑がかった色味になっているのはいかがなものか…。

これってむしろ初期不良なのかな…?

バッテリーが抜きづらい

背面に付けたNP-Fバッテリーですが、
筐体上面のボタンを押しながら上に引き上げる
という方式を採用しているためやりづらいです。

上からボタンを押しているのに
上に引き上げる。という完全にボタンを押している指が邪魔になる方式です。

その点ATOMOS NINJA Vは取り外しボタンは横にあって
横でボタンを押しながら上に引き上げるという形なのでATOMOS NINJA Vの方が数倍バッテリーの取り外しはしやすいです。

USB-C端子が干渉する

本体底面にあるSSD接続用のUSB-C端子ですが、
僕のようにマウントホルダーみたいなものを1/4インチネジに取り付けると
その端子とUSB-Cが干渉して
刺さらないor刺しづらくなる現象が発生しています。

まぁ、加速度センサーがついているので
本体を上下反転させれば良いだけなのですが
そうするとHDMI/SDI端子が逆になってしまいます。

更に、バッテリーも下に落ちる様な方向になってしまうので
若干不安。

こう考えるとSSDがビルトイン出来る方式の方が安心感があると感じました。

良い所

バッテリー2個刺し

Blackmagick Video Assist 12G HDRを選んだ最大の理由がこれです。
これで実質無限収録が可能になります。

ストレージの問題はありますが
1TBのSSDを繋げておけば5時間とかは余裕で収録出来ます。

その間ずっとバッテリー駆動出来るのは本当に助かります。
1日密着のドキュメンタリー映像を撮影する形になりそうなので
EOS Rでは30分制限がありますが
Blackmagick Video Assist 12G HDRを挟むことで本格的に無限収録ができる様になりました。

SDI端子がついてる

Blackmagick Video Assist 12G HDRについているのはMini SDIなのですが
SDI端子はHDMIよりも映像が安定していることが多いです。

しかも長距離転送する場合はSDIの方が安心です。

フルサイズのSDIだともっと良かったのですが…。
フルサイズのSDIをご希望の方は7インチを選ばれるのが良いかと。

でも7インチの方は機動力が圧倒的に落ちるんですよね…。

SDカード収録可能

基本はSSDへの書き込みを想定していた方が良いのですが
選択肢としてSDカードへの収録も出来るのは地味にありがたいです。

ただSSDの接続が別途クランプなどを用意しないといけないのが難点…。

1/4インチネジが大量付属

Blackmagick Video Assist 12G HDRは上面に3つ底面に3つ1/4インチネジが切られています。

一つはモニター取り付けようとして使用しますが
他の5つは1/4インチネネジがあれば色々なアクセサリーを取り付ける事が可能になりますので拡張性が一気に広がります。

これがあるからSSDがビルトインされていなくても
拡張は可能と言えば可能なので
そういう所も考えられて設計されているのかもしれません。

結論

Blackmagick Video Assist 12G HDRが良いのか
ATOMOS NINJA Vの方が良いのか?

画面の大きさを撮るならATOMOS NINJA Vです。

バッテリーの持続時間を考えるとBlackmagick Video Assist 12G HDRです。

どちらも一長一短あります。
ご自身が何を最も求めるかを見極めて選んだ方が良さそうです。

画面のキレイさに関してはどちらもそこまで遜色ないかと思います。

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