SmallRigの製品でGH5Sのリグを組んでみた

今更ながらメインカメラで使っているメインカメラPanasonic Lumix DC-GH5S用にリグを組み始めました。

そしてこの度めでたく、レンズ沼、三脚沼に続いて【リグ沼】にも足を踏み入れる事となりました。

リグと言えば2020年現在、最大手と言っても良いのが中国のSmallRigでしょう。

いわゆる中華企業ですが、SmallRigはその品質の高さからリグを組む人の中でも多くの人から支持を得ている企業になります。

僕も数多くのSmallRig製品を持っていますが、やはりその品質の高さは数ある中華企業の中でも頭一つ抜きん出ていると言っても良いと思います。

また、サポートの対応も素早く丁寧で定評があります。
(日本語に関してはやや不自由さが否めませんが内容は十分理解できる範囲です。)

なぜリグを組み始めたのか?

smallrig gh5s review 01

さて、まず僕が今更になってなぜSmallRigのリグを買い始めたのか?

Panasonic Lumix DC-GH5Sは2018年1月18日に発売されて、執筆時点で既に2年の月日が経過しています。

SmallRigのGH5/GH5S用のリグもかなり前から販売されており、今更レビューする意味すら無さそうに感じますが、このリグというのはいわゆるDIYに近く、ユーザーそれぞれ使っている機材が異なれば、各々の使用環境に合わせて独自の組み方をしており各ユーザーの好み、色が顕著に表れる製品なのが面白い所です。

そして本題のリグを組むに至った経緯ですが、以下の3点が影響しています。

  1. GH5用に販売されたXLRマイク入力端子を備えたXLRマイクロホンアダプタ― DMW-XLR1購入せざるを得ない状態になった。
  2. GH5/GH5Sのマニュアルフォーカスをやるときに背面液晶ではピントの山が分かりづらい
  3. NINJA Vを取り付けたことにより重心が不安定になるのを解消したかった

これらを解決するための方法は何かあるのか?というのを考えた結果これはリグを組むしか無いのではないか?と思い導入した次第です。

ということで、GH5/GH5S用のリグを導入しました。

SmallRigのハーフケージを購入

photo via SmallRig

主にセミナーの長時間撮影をするときに安定感を増す目的で導入しました。

長時間撮影をGH5Sでしますので、バッテリーグリップも必須になります。

この二つの条件を満たすのは必然的にSmallRig バッテリーグリップ付Panasonic Lumix GH5専用ハーフケージキット 2067だけでした。

GH5専用ハーフケージキット 2067の外観

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左側面にNATOレールとしての機能を備えた1/4インチネジと3/8インチネジ穴を切ったレールで保護されます。

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底面には3/8インチネジ穴と1/4インチネジ穴が複数個切られた状態のパネルになっています。

Manfrottoのビデオ雲台に付けたときには二つのネジ穴に差し込むことができて、回転のズレが起きないように固定することが出来ます。

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ハンドル部分には、前方に前から差し込むタイプのクイックシュー、後方に上面から差し込むタイプのクイックシューが存在します。

XLRアダプターを上面から保護するパネルにも後ろから差し込むタイプのクイックシューが切ってありますが、ハンドルの位置と取り付けるアクセサリーによっては干渉するので、微調整が必要です。

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トップハンドルの位置はネジを緩める事で多少上下移動と前後移動することが可能です。

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実際にGH5Sに付けた様子

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専用設計で作られているので本体とのマッチは完璧です。
違和感があるような接続はほとんどありません。

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追加したアクセサリ

ハーフケージはバッテリーグリップXLRマイクロホンアダプタ― DMW-XLR1の問題点をクリアするために使用しましたが、もう一つの問題が外付けモニターのNINJA Vです。

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このハーフケージにNINJA Vを取り付けるために、更に別のアクセサリーを追加しました。

NINJA Vを支えるためのアクセサリーとしてEVFマウント(NATOクランプ付)1594です。

photo via SmallRig

ハーフケージの左側面はNATOレールとなっているため、このEVFマウント(NATOクランプ付)1594ハーフケージキット 2067に取り付ける事が可能です。

NINJA Vを付けた様子

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EVFマウント(NATOクランプ付)1594を左側面にNATOレールに取り付けて、先端にあるネジにモニターホルダーマウントを取り付けてNINJA Vを取り付けています。

モニターホルダーマウントを取り付けることで、前後傾斜や左右の傾きを自由に、そして簡単に変えられるようにしました。

ズバリ良い所悪い所

実際にこのセットを組んで数回撮影に行ってきましたので具体的にその感想を良い所悪い所をそれぞれお伝えしていきたいと思います。

ただ、リグの良い所はその悪い所も別のアクセサリーを追加することによって解消することが出来るということです。

悪い所

全体的なシステムが重くなった

SmallRig バッテリーグリップ付Panasonic Lumix GH5専用ハーフケージキット 2067を組む事によって、拡張性が高くなったのは良いことですが、あれこれ必要なアクセサリーを付けられる反面、その分重量が増えてしまいます。

GH5Sにバッテリーグリップを取り付けて、DMW-XLR1を取り付けてレンズはM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO、更にNINJA VゼンハイザーMKE600のショットガンマイク、URX-P03Dのワイヤレスマイクが付いている状態が僕のスタンダードな使い方になります。

この装備でのシステム重量が3.7kgになります。

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これを手持ちで撮影するのは中々しんどい作業になります。筋トレが必要…。

必要なアクセサリーなので仕方の無い事なのですが、手持ち撮影の時に手がプルプルしてしまうことと、乗せている三脚の耐荷重的に足が若干しなってて不安という問題が新たに発生しました。

水平を保つのが大変

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これはSmallRig バッテリーグリップ付Panasonic Lumix GH5専用ハーフケージキット 2067の悪い点というわけでは無く光軸上からズレた位置にNINJA Vをマウントさせており、尚且つ重たいNP-F970バッテリーを取り付けていますので重量バランスがNINJA V側に傾いてしまうという所です。

三脚に乗せているときはさほど大きな問題にはならないのですが、手持ち撮影でハンドルを握ったときにNINJA V側が重たいので、左側が下がってしまう状態になりました。

必然的に左を持ち上げるような形で力を加えないと、水平を保つのが大変な感じです。

収納しづらい

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SmallRig バッテリーグリップ付Panasonic Lumix GH5専用ハーフケージキット 2067はパーツとして4つに分割することが出来ます。

底面部・メインケージ部・XLRアダプター保護部・トップハンドル部の4つのパーツからなります。

しかし撮影先でこれらを1回1回イチから組み立てるのははっきり言って時間のロスでそんな時間はありません。

そうなると必然的に元からある程度組み終えた状態で持ち運ぶ事が考えられるのですが
如何せん形状が特殊な為、バッグに入れるとスペースを大量に占領します。

入れ方を考えないとスペースを確保することがそもそも難しいですし、このケージを入れると他のモノは何も一緒に入れられない。という様な状態が発生します。

今のところ僕は何とか持ち運ぶスペースを確保することが出来る場面ばかりなので、なんとかなっていますが今後更にレベルの高いロケとなったときに、荷物が増えたらどこに収納しようか…。
と考えている次第です。

右側もレールが欲しい

先にも述べた様に全体的にシステム重量が増加しています。

そうすると、本体のグリップで持つには若干不安さが付きまといます。

バッテリーグリップと本体の接点部分が重量で少し離れるような感覚を抱くので、そこで電源供給が途絶えたら本体の電源がいきなり落ちます。

そうすると今まで撮影していたデータが全部飛ぶのでシャレになりません。

右側にもレールを付けてもらってArriロゼット付き右側用サイドウッドグリップ 1941とかでしっかりとホールドできる様にした方が保持力及び全体的な固定力が強くなるんじゃないかなぁとも思いました。

photo via SmallRig

良い所

ローアングルが撮りやすくなった

トップハンドルが元々付属しているので、ローアングル撮影の時にそのままトップハンドを握れば良いだけになりました。

今まではグリップを握りながら、自分がしゃがんだり、腕を下の方に下げたりしていて、やはり水平を保つのが中々大変でしたが、このトップハンドルを使う事によりローアングル撮影は今までよりも格段に楽になりました。

カッコ良い(笑)

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単純に普通の一眼カメラよりも一回り、二回り大きくそしてゴツくなります。

所有欲を満たしてくれるというのもありますが、クライアントさんに『プロ機材ですね』と言われたりシステム全体が色々とゴツいので、なんとなく凄そうに見せることが出来ます。

実際に撮ってるのは普通のミラーレス一眼でそこまで大きく無いんですがね…。

また、システム全体が大きくなるので外で撮影してても少し威圧感の様なモノを出せます。

ちょっとしたYouTuberというよりかは、どこかのテレビ局的な雰囲気も出すことが出来ますので周りの人に配慮した撮影を当然しますが、周りの人も我々を避けるような雰囲気があります。

ビデオ雲台を光軸上に付けられる

これは想定していなかったメリットなのですが、このSmallRig バッテリーグリップ付Panasonic Lumix GH5専用ハーフケージキット 2067を付けることにより、ビデオ雲台と取り付けるネジ穴の位置が光軸上に戻りました。

通常GH5/GH5S単体だとネジ穴は光軸上に存在します。
しかしバッテリーグリップを付けることにより、なぜか光軸の右側にネジ穴が移動します。

ずっとこのネジ穴の位置には不満を抱いていたのですが、SmallRig バッテリーグリップ付Panasonic Lumix GH5専用ハーフケージキット 2067の底面に切ってあるネジ穴はしっかり光軸上に設定されています。

SmallRig バッテリーグリップ付Panasonic Lumix GH5専用ハーフケージキット 2067と本体を光軸からやや右にずれたネジで固定してケージと三脚はしっかりと光軸上にあるネジで固定することが出来るので、真っ直ぐ被写体に対してカメラを向けられるようになりました。

総評

このGH5専用ハーフケージキット 2067は結構値段が高いのが少しハードルですが、僕の場合GH5Sを色々と拡張していくので、同様の使い方をする人は必須なアイテムなのかもしれません。

XLRマイクロホンアダプタ― DMW-XLR1を付けるとホットシューが埋まってしまうので他にアクセサリーを追加するのが難しくなります。

XLRマイクロホンアダプタ― DMW-XLR1の天面にもコールドシューが付いてはいるのですが、そこに更にアクセサリーを付けていくと非常に重心が高くなってしまい不安定です。

そうなると、どうしても重量物は下にポジションした方が良いので、1/4ネジ穴がいたる所に切ってあるため拡張性はバツグンです。

またEVFマウント(NATOクランプ付)1594を追加することによって更に安定して外付けモニターも追加することが出来ます。

手持ちで撮影するにはかなり重く、手がぷるぷるしてしまい大変ですが、各アクセサリーの固定能力の安定性能は安心出来るレベルです。
トータルの導入コストが高いのが問題です…。

こんなゴツゴツした装備にする必要がそもそもあるのか…?
良くも悪くも、自分が最も使いやすい様にリグを組もうとしてあれこれ悩んでしまうこと。

もっと使いやすい運用方法があるんじゃないか?
そのためにはどうしたら良いんだ?
SmallRigのHPを徘徊しまくって時間を消費してしまっています…。

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