CIO NovaPort TRIO 140W3C レビュー 現時点で最高のUSB充電器

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今回レビューするのは2023年6月12日にCIOから発売開始された3ポート搭載GaN充電器 CIO NovaPort TRIO 140W3C だ。

3つのUSBーCポートを搭載し、3ポート合計最大142W出力、単ポート最大140W出力の超ハイパワー出力でGaN採用で世界最小級サイズを実現したUSB充電器だ。

USB-Cポートを3つも搭載し、最大140Wのハイパワーで外出先でも活躍してくれること間違いなしのガジェットだ。
僕が外出先で使う可能性があるUSB充電に対応したガジェットとしては

  • MacBook Pro 14インチ
  • GALAXY S22 Ultra
  • SONY WF-1000XM2
  • EOS R5 C

全てTypeーCでの充電だ。(MacBook Pro 14インチのみMagSafe充電)
全ての充電をType-C to TypeーCで統一している僕の環境ではCIO NovaPort TRIO 140W3C以上の最適解はない。

購入から2週間ほど経過し、頻繁に外出先でも使用したのでレビューをしていこうと思う。

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CIO NovaPort TRIO 140W3Cとは

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CIO NovaPort TRIO 140W3Cは2022年12月末に株式会社CIOがクラウドファンディング「Makuake」でプロジェクトを開始したのが一番最初だ。

僕はこのプロジェクトを全く知らなかったが、プロジェクト開始5分で275万円を集める程注目されていたらしい。(既にプロジェクトは終了)

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photo via Makuake

今回僕が購入したのは正式に一般販売が開始された製品だ。
執筆時点のでの価格は12,980円で、発売記念で10%OFFクーポンを獲得できたので11,682円で購入することができた。

なお同日に販売開始された最大240W出力の給電ができる「シリコンケーブル240W(CIO-SL240W)」は購入していない。

CIO NovaPort TRIO 140W3C 仕様

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CIO NovaPort TRIO 140W3CはUSB-Cポートを3つ搭載した最大140W〜142W出力に対応したGaN搭載USB充電器だ。

1ポート使用時の最大出力は140W、2ポート使用時の最大出力は134W、3ポート使用時の最大出力は142Wとなっている。

なお、各ポート毎に最大出力が定められているわけではなく、どのポートに繋げたとしても最大出力範囲内で最適な電力を出力してくれるCIO独自の充電制御技術「Nova Intelligence」に対応している。

USBポートを複数搭載している充電器はポート毎に最大出力が定められていることが多い。その点CIO NovaPort TRIO 140W3Cはどこに挿しても最適な出力を選択してくれるのはありがたい。

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1ポート使用時の最大出力140WはUSBケーブル自体も140W出力に対応している「USB Power Delivery EPR(Extended Power Range)」である必要がある。

CIO NovaPort TRIO 140W3C 詳細

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2023年6月時点では3ポート搭載USB充電器としては世界最小級のサイズ感だ。
高さ約60mm、幅約69mm、奥行き約30mm。実測値の重量は234.7g。

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サイズ感は手のひらサイズという感じで非常にコンパクトな第一印象だが、代わりに意外と重さがズッシリと感じられる。

CIO NovaPort TRIO 140W3C 外観

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今回購入したのはブラックだが、カラーラインナップとしては「ホワイト」と「ブラック」がある。
シンプル且つコンパクトなデザインで折りたたみ可能なプラグで完璧な仕上がりと言っても良い。

USB-Cポートの中にCIOのコーポレートカラーであるパープルがあしらわれている。
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CIO NovaPort TRIO 140W3Cの表面には粗いシボ加工が施されておりひっかき傷などが付きにくいという特徴がある。

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1ポート100W充電器とほぼ同じ大きさ

今までM2 Max搭載 MacBook Pro 14インチを充電するときに使用していたAukey Omnia 100Wと比較。

若干大きくなっているがほぼ同じ大きさと言っても良いだろう。

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Aukey Omnia 100Wは1ポート100WのGaN充電器だ。発売当時100W充電器としては革新的な小ささで152.5gと圧倒的な軽さだった。

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CIO NovaPort TRIO 140W3Cは234gだから1.5倍くらいの重量なので初めて持った時は結構な重量と感じた。

1ポート61W充電器と比べると大きい

RAVPOWERの1ポート61W GaN充電器と比べるとさすがに大きさの違いは明らかだが、最大出力も上がってポート数も増えていることを考えると非常にコンパクトだ。

MacBook Proを充電しながらスマホを急速充電できる

今までM2 Max搭載 MacBook Pro 14インチの充電用にAukey Omnia 100W、その他USB-C端末充電用にPetasonien 3ポート(USB-C 2ポート&USB-A 1ポート)GaN充電器の2つを持ち運んでいたがその必要が無くなった。

M2 Max搭載 MacBook Pro 14インチにMagSafeで100W充電をしながら、Galaxy S22 Ultraに急速充電をすることができる。

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コンセントが少ないホテルでも活躍できる

ホテルなどはコンセントがデスクに1つしかない場合が多い。そんな時でも充電場所を分ける必要が無くなった。

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デスクのコンセントはPC用、ベッドサイドのコンセントとUSB-Aで別のデバイスを充電。など、あちこちで充電しなくても済むようになったのは助かる。

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空港ラウンジでも活躍してくれる

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飛行機移動による出張をよくするのだが、羽田空港のカードラウンジ「POWER LOUNGE」では各デスクにコンセントとUSB-Aポートがそれぞれ1つだけ用意されている。
コンセントは1つだけだ。そして当然TypeーAポートは急速充電に対応していない。

そんなコンセントが1つしかないラウンジでも、コンセントが1口だけでもあれば全ての手持ちのデバイスを急速充電できる。革命的だ。

気になったところ・注意点

はっきり言ってCIO NovaPort TRIO 140W3Cに文句や改善してほしいと思う点は一つも無いと言って良い。

それほど完璧な製品だ。久し振りのあたりガジェット。神ガジェットだ。
あえていくつか重箱の隅をつつくような話をする。

取付角度によっては外れる

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2024/05/03 追記

CIO NovaPort TRIO 140W3Cはコンセントの位置によって向き不向きがあった。
デスクにコンセントが直差しできる場合は問題にならないのだが、先日新幹線N700Sに乗車した際問題が発生した。

N700Sは肘掛けにコンセントがあるのだが、CIO NovaPort TRIO 140W3Cを肘掛けのコンセントに差すとすぐに抜けてしまう。

CIO NovaPort TRIO 140W3Cの重みで斜め下に引っ張る力が加わるため、コンセントが非常に抜けやすくなってしまう。
壁コンやその他重力に対して垂直方向にコンセントを挿す位置関係の場合は抜けやすいので注意が必要だ。

GaN充電器としては価格が高い

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昨今高出力・多ポート搭載のGaN充電器は非常に安くなってきている。
140W出力とは言え、3ポート搭載GaN充電器とはいえ12,980円はUSB GaN充電器として考えると割高感は否めない。

モバイルバッテリーでも有名なCIOだが、CIO製品は決して安くはない。
高い技術力を持っているから価格に見合った性能を持っていると僕は判断するが、購入検討時予算を決めている場合は二の足を踏むこともあるだろう。

Type-Aが欲しい人には向かない

2023年の今、充電するときにでType-A端子を使っている人間がそもそも遅れていると僕なら思う。全てTypeーCに統一しろ。と思うが、一定数TypeーAを欲しい層がいるだろう。

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こんなこと言っている人は今すぐ全ての充電器をTypeーCに移行した方が良い。
TypeーAは急速充電に対応していない場合も多い。しかも裏表もある。どう考えてもTypeーCの方が利便性が高い。

今すぐ移行した方が良い。

ほぼデメリットが無い神ガジェット

無理矢理引き出したデメリットは現時点ではこの2つだ。
他にも思うところが出てきた場合は追記するが、2023年6月時点では最高のUSB充電器と言える。

確かに価格面では躊躇する部分ではあると思う。しかし価格に見合った価値は感じられると思う。

GaN充電器の分野は既に製品として完成されつつあるジャンルだと思うが、今後ポート数が増えたり最高出力が増えたり。更なる技術革新には期待したい。

どこかのメーカーが新製品を出すと、競合他社が同じような製品を発売するのがこのジャンルの常だ。
CIO NovaPort TRIO 140W3Cと同じような製品も近いうちに販売されるだろう。

各社メーカーの価格競争に入った時が楽しみである。

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